サザエさん:70代となった伊佐坂先生は浅野和之 小説家引退を決意?

スペシャルドラマ「磯野家の人々~20年後のサザエさん~」に伊佐坂難物役で出演する浅野和之さん(C)フジテレビ
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スペシャルドラマ「磯野家の人々~20年後のサザエさん~」に伊佐坂難物役で出演する浅野和之さん(C)フジテレビ

 フジテレビ開局60周年記念とアニメ「サザエさん」の放送50周年を記念し、“20年後の磯野家”をオリジナルストーリーで描くスペシャルドラマ「磯野家の人々~20年後のサザエさん~」で、俳優の浅野和之さんが、70代となった伊佐坂難物を演じることが10月21日、明らかになった。

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 伊佐坂先生は、磯野家の隣に住む小説家。デビューから一貫して恋愛小説を書き続け、数々のベストセラーを世に送り出した。20年後も、締め切り間際にならないと仕事にかからない癖は直らず、最近は大型チェーン店の出店で閑古鳥が鳴く「あさひが丘商店街」を盛り上げるため、商店街の盆踊り大会の実行委員に精を出している。遅筆ながら、自身初となる家族小説を書き進めており、この小説を最後に、小説家を引退することを決意しているという。

 浅野さんへのオファーについて、渡辺恒也企画・プロデューサーは「変わらないでいてほしいと思うことに反して、時の流れは驚くほど早く流れることもあります。そんな変わりゆく町やそこに住む人々の姿を見て、静かに作家の引退を心に決めた伊佐坂先生の悲哀を、重くなりすぎず“軽やかに”表現できる方に演じてもらいたいと思い、浅野さんが頭に浮かびました。髪の毛はアニメとちょっと違いますが、浅野さんの持ち味を生かすためにご本人そのままのヘアスタイルを生かすことにしました(笑い)」と語っている。

 ドラマは、いつも明るく笑い声の絶えなかった磯野家も、20年がたち、家族一同が会う機会を持つことも難しくなっていた。すれ違う家族の仲を修復しようと、サザエは町内の盆踊り大会へ久々に家族全員で行こうと計画を立てる。果たして、サザエのおせっかいは家族に届くのか。磯野家の笑顔を取り戻せるのか……という展開。

 天海祐希さんがサザエ、西島秀俊さんがマスオ、濱田岳さんがカツオ、松岡茉優さんがワカメ、成田凌さんがタラオ、市毛良枝さんがフネ、伊武雅刀さんが波平、桜田ひよりさんが“幻の8人目の家族”ヒトデ、小手伸也さんが穴子、八嶋智人さんが波野ノリスケ、森矢カンナさんが花沢さん、中林大樹さんがワカメの恋人であるオリジナルキャラクター・貝塚タケシ、稲葉友さんが波野イクラをそれぞれ演じる。11月24日午後8時に放送。

 ◇浅野和之さんのコメント

 ――20年後の伊佐坂難物役のオファーを聞かれた際の感想をお願いします。

 子供のころ、家族で回し読みして楽しんでいた、あのサザエさんに出演できるなどとは、思いもよらなかったことでした!!

 ――見どころなど、視聴者へメッセージをお願いします。

 やはり20年後のサザエさん一家が見られるなんて、想像した方はいるとは思いますが、それが実際に見られることが見どころであります!!

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