山本千尋:「鎌倉殿の13人」で初大河 育ての親は“アサシン善児” 狙うのは?「いい意味で裏切れる存在でありたい」

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でトウを演じる山本千尋さん (C)NHK
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大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でトウを演じる山本千尋さん (C)NHK

 女優の山本千尋さんが、NHK大河ドラマ鎌倉殿の13人」(総合、日曜午後8時ほか)に出演することが6月9日、明らかになった。初の大河ドラマで、善児(梶原善さん)に育てられた孤児(みなしご)のトウを演じる山本さんは、「大義名分の鎌倉時代に炎の化身のごとく、強く、儚(はかな)く、いい意味で裏切れる存在でありたいと共に、まずは初めての大河ドラマを思いっきり楽しみたいと思います」と意気込みを語っている。

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 山本さんは、中国武術の世界大会での優勝経験を持ち、アクション女優としても注目を集めている。原泰久さんの人気マンガを実写化した映画の続編「キングダム2 遥かなる大地へ」(佐藤信介監督、7月15日公開)には、羌象(きょうしょう)役で出演することが発表されている。

 演じるトウの“育ての親”善児は、もとは伊東祐親(浅野和之さん)に仕える下人で、その祐親を含む数々の登場人物の「死」に関わってきたことから、オープニングのタイトルバックに名前があるだけで、「不穏」「悪い予感しかしない」「背筋が凍るんだが」とSNSがざわつくほど。視聴者から「アサシン(暗殺者)善児」と呼ばれ、恐れられてきた。

 ドラマの公式ツイッターではトウ自身も「狙うのは何か……」と紹介された。

 山本さんはトウ役について「静かな覚悟を抱きながらも志を受け継ぎ、鬱憤と恩愛の迫間(はざま)で生きる彼女の運命に、(脚本の)三谷幸喜さんが与えてくださった新たな挑戦と愛を感じます。『僕も楽しんで書いていますので、楽しんで鎌倉時代を駆け抜けてください』とお言葉をいただきました」と明かしている。

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