路線バスで鬼ごっこ:スピンオフは“呑みごっこ” 太川陽介とEXILE松本が感情むき出しに

「ローカル路線バス乗り継ぎ対決旅 路線バスで呑みごっこ」のビジュアル
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「ローカル路線バス乗り継ぎ対決旅 路線バスで呑みごっこ」のビジュアル

 話題のバラエティー番組のスピンオフ作品が動画配信サービスのParaviで独占配信中。今回は、「水バラ・ローカル路線バス乗り継ぎ対決旅 路線バスで鬼ごっこ」を手がけている桑原宏次プロデューサーに、本編やスピンオフの魅力などを語ってもらいました。

ウナギノボリ

 --人気を博している本編ですが、番組の見どころ、特徴をご説明ください。

 「路線バスで鬼ごっこ」は、バス旅のプロ太川陽介チームVSフィジカルが強いEXILE松本利夫チームが、先に逃げる「逃げ子」と追いかける「鬼」に分かれ、熾烈(しれつ)な追いかけっこをしながら、ローカル路線バスを乗り継ぎ、大の大人が感情むき出しで行う「鬼ごっこ」対決。

 日本全国さまざまな地域の名所・名物を堪能できるミッションをクリアしてタクシー代をゲットしながら、最終的に、先にゴールできた方が勝ち! 有利な「逃げ子」だからと安心していると、思わぬところから「鬼」が現われ、あっという間に確保され、足止めされてしまうことも……。さっきまでリードしていたと思っていたチームが一瞬で不利に。リードするチームが目まぐるしく入れ替わる、激しい攻防戦が随所で繰り広げられるため、最後までどっちが勝つか本当に分からない、はらはらドキドキする「大人の鬼ごっこ」をお届けします!

 --本編を作る上で気をつけている、心がけていることや、苦労していることをお教えください。

 ロケ本番はガチの真剣勝負。だからこそ、両チームの出演者が、当日、どんな判断をしたとしても、旅番組としての「名所・名物」の面白さと、ゲームとしての「鬼ごっこ」が面白くなる「チェックポイント」の両立を目指して毎回頑張っておりますが、なかなか両方を満たすチェックポイントを探し出すのに苦労しています。その地方で絶対に紹介したい名所・名物であったとしても、その場所が最寄りのバス停からあまりに離れていたら、ただの体力勝負になってしまい「路線バス乗り継ぎ」鬼ごっこ対決にならなくなってしまう……。でも、単なるゲームだけでなく、視聴者の皆さんにはその土地の魅力も存分にお伝えしたい!そのせめぎあいから生みだされた、珠玉のチェックポイントにもぜひご注目いただきたいです!

 --本編がここまで愛されている理由についてご自身の考えをお聞かせください。

 自他ともに認めるバス旅のプロ・太川さんにとって、実は、この企画が、一番負けたくない企画なのではないかな?と思います。というのも、同じ目的地に向かって両チームともに、バスを乗り継いでいき、どっちが先にたどりつけるか?という「バスの乗り継ぎの判断力」をストレートに試される企画だからです。一方、ライバルとなったEXILE松本さんも対決を重ねるごとに「乗り継ぎの判断力」や「ルートの分析力」が高まってきており、本当にどっちが勝つか? ロケ現場でも毎回最後までわかりません。しかも、2人とも本当に負けず嫌い(笑い)。勝つために「断食」して勝負に挑むなど、本来は子どもの遊びのはずの「鬼ごっこ」を大の大人たちが、真剣に戦っている姿が、人の胸を打つコンテンツになってきている気がします。

 --今回のスピンオフの内容をお教えください。

 太川バス旅シリーズ「番外編」! 居酒屋さんで「呑(の)み」ながら「バス旅鬼ごっこ」対決! バス路線図を基にした本格“バス旅すごろく”で、太川とEXILE松本が鬼ごっこ! 遊びのつもりで始めた「すごろく」で、まさかの太川が大絶叫! 苦悶(くもん)の表情! 会心の笑顔!を連発! 「絶対に負けたくない!」と感情爆発の真剣バス旅対決に! もちろんEXILE松本の負けず嫌いも大爆発! 第1試合は、お酒好きのゲスト、高田秋とBOYS AND MEN辻本達規を迎え、能登半島を舞台に対決。第2試合は、酒豪と名高い歌手・島谷ひとみとU字工事・益子を迎え、湘南・鎌倉を舞台に対決。大の大人が大熱狂のすごろくガチ勝負!

 --今回スピンオフが決まってやりたかったこと、スピンオフだからあえてやったことはありましたか? もしあれば具体的にお教えください。

 とにかく、負けず嫌いの2人の面白さを、普段と違った形でどうやったら引き出せるか?というのが出発点でした。また、どうせだったら、バス旅の面白さを、テレビ番組という形を飛び出してアウトプットできる方法はないか? 上記の2点を追求していった結果たどりついたのが、本来は子どもの遊びである「すごろく」で「バス旅」対決をする!という今回の企画です。実際にオリジナルの「バス旅」すごろくを作成し、いざロケを始めてみると、本来の「路線バス鬼ごっこ」同様に、だんだん熱くなり感情むき出しになる2人の様子と、お酒好きのゲストとの軽快なトークも生まれ、一味違う「バス旅」コンテンツが誕生しました!

 --スピンオフならではのメリット、逆に苦労があればお教えください。

 ただ単に、実際のバス路線図を基にして「すごろく」をやるだけでは物足りない。そこで本物の「路線バス鬼ごっこ」でやっているように、その土地の魅力が伝わる名所・名物を絡めた「チェックポイント」の設定はもちろん、バスが走っている時間帯を当てる「乗り継ぎチャレンジ」やタクシー代の代わりに、終盤で一気に相手チームとの差を広げられる「ラストスパートサイコロ」など、「バス旅」ならではの要素をふんだんに詰め込みました。まだまだ太川さんには本編の「路線バス乗り継ぎ対決旅」をあと何年も続けていただきたいですが、万が一体力の限界がきても、この企画なら続けられる(笑い)。そんな日が来るのは遅ければ遅いほどいいですが、実はひそかに息の長い企画が開発できたのではないか?と思います。

 --視聴者に向けて見どころやメッセージをお願いします。

 バス旅の面白さはそのままに、居酒屋さんの一角をお借りして、お酒を呑みながら、前代未聞!「すごろく」で「路線バス鬼ごっこ」対決を行いました! 最近、おいしそうにビールを飲み干す太川さんの姿をなかなか見ることができていないと思っている視聴者の皆さん、同じようにアルコールを片手に、ぜひリラックスしてご覧ください! また、ひょっとしたら、番組内で使用したオリジナルの「路線バスすごろく」が、「桃鉄」ならぬ「たがバス(太川バス)」ゲームとして商品化される可能性もあるとかないとか(笑い)。そうなれば、あなたは新たなバス旅=新章始まりの目撃者になります。伝説誕生!?の瞬間をお見逃しなく!

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