草なぎ剛:手話通訳士役でNHKドラマ主演 初めての手話演技「緊張します」 ろう者・難聴者が実演

ドラマ「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」で主演を務める草なぎ剛さん
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ドラマ「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」で主演を務める草なぎ剛さん

 俳優の草なぎ剛さんが、2023年冬にNHK総合・BS4Kで放送されるドラマ「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」で主演を務めることが5月16日、分かった。草なぎさんは、ろう者の両親の間に生まれるも、耳が聞こえる主人公の荒井尚人を演じる。

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 原作は、丸山正樹さんによる同名小説。仕事や家族を失い人生に迷う男性が、自分の唯一の技能である手話を生かして「手話通訳士」になり、新たな人生のスタートを切る。

 ドラマ化にあたりオーディションが行われ、20人近い「ろう者・難聴者」の役を、実際にろう・難聴の俳優が演じる。草なぎさん演じる荒井尚人も手話を使い、自身の生き方や他者との関わり方について悩む。「岸辺露伴」シリーズなどを手がける渡辺一貴さんが演出を担当する。

 草なぎさんは「今回、ろう者の方たちとご一緒させていただき、毎日、楽しい現場を共有しています。手話の演技も初めてなので緊張しますが、ご覧になる皆さんが楽しめる作品になるよう、頑張ります!」とアピールした。

 丸山さんは「『ろう者役はろう者俳優で』という当事者たちの長年の夢を実現できたこと、関係者の皆さんに心より感謝いたします」とコメントした。

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