光る君へ:坂東巳之助が大河ドラマ初出演 円融天皇役「人間としての姿を描き出せるよう精いっぱい」

2024年の大河ドラマ「光る君へ」で円融天皇を演じる坂東巳之助さん (C)NHK
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2024年の大河ドラマ「光る君へ」で円融天皇を演じる坂東巳之助さん (C)NHK

 吉高由里子さんが主演を務める2024年のNHK大河ドラマ光る君へ」の新キャストが、公式ツイッターで5月23日に発表され、歌舞伎俳優の坂東巳之助さんが円融天皇役で出演することが分かった。巳之助さんは初の大河ドラマで「歌舞伎界の諸先輩方・仲間たちも数多く出演されている大河ドラマに初めて出演させていただけることになり、と てもうれしく思っております」とコメントしている。

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 巳之助さん演じる円融天皇は、64代天皇。道長(柄本佑さん)の姉・詮子(吉田羊さん)が入内し、懐仁(のちの一条天皇)をもうける。道長の父・兼家(段田安則さん)は、孫の懐仁を一日も早く天皇とし、外祖父として権力を握ろうとする。譲位を勧められた円融天皇は悩むことに。

 巳之助さんは「光栄にも円融天皇のお役を務めさせていただきます。私が日頃立たせていただいている歌舞伎の舞台をはじめとして、物語の中の天皇というのは時代の象徴として描かれることが多いように思います。しかし、歴代天皇お一人お一人に当然のことながら一人の人間としての人生・ドラマがあったわけですし、今回脚本を読ませていただいてそういった部分に重点を置いて描かれる印象を受けました。人間としての円融天皇の姿を描き出せるよう精いっぱい努めたいと思います」と思いを明かしている。

 「光る君へ」は、平安時代が舞台で紫式部が主人公。紫式部は平安中期に、のちに世界最古の女性文学といわれる「源氏物語」を書き上げた。きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した女性の一生を映し出す。

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