ドラマ1週間：小池栄子が10月期連ドラで民放GP帯初主演　ダメ男たちとのホームコメディー　「あまちゃん」の次は「まんぷく」

　1週間の主なドラマのニュースをまとめて紹介する「ドラマ1週間」。今回（7月22～28日）は、小池栄子さんが日本テレビ系10月期の連続ドラマ「コタツがない家」（水曜午後10時）で民放のゴールデン・プライムタイム帯の連ドラ初主演する話題、2013年度前期の朝ドラ「あまちゃん」を放送中のNHK・BSプレミアム、BS4Kで毎週月～土曜の午前7時15分からの朝ドラの再放送枠で10月2日から安藤サクラさんが主演を務めた2018年度後期の朝ドラ「まんぷく」を放送予定ということが話題になった。前後編で取り上げる。

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　俳優の小池栄子さんが、日本テレビ系10月期の連続ドラマ「コタツがない家」（水曜午後10時）で主演を務めることが7月26日、分かった。小池さんが民放のゴールデン・プライムタイム帯の連ドラで主演するのは初めて。ドラマは、小池さんも出演していた2019年の連ドラ「俺の話は長い」（同局系）のスタッフによる笑って泣けるホームコメディー。脚本も「俺の話は長い」で向田邦子賞を受賞した金子茂樹さんが手掛ける。小池さんが演じるのは、やり手のウエディングプランナーにして会社社長の深堀万里江。仕事はできるが、気付けば家では廃業寸前の売れないマンガ家の夫、アイドルを夢見るもオーディションで脱落して人間不信になってしまった息子、熟年離婚を言い渡され一人になった父親と、3人のダメ男を養っている。ダメ男たちとのてんやわんやな日々の中での、小さな幸せを描くストーリーとなる。

　NHKは26日、安藤サクラさんが主演を務めた2018年度後期の連続テレビ小説（朝ドラ）「まんぷく」を、NHK・BSプレミアムとBS4Kで10月2日から再放送予定と発表した。「まんぷく」は99作目の朝ドラ。インスタントラーメンを生み出した実業家、安藤百福（ももふく）さんとその妻、仁子（まさこ）さんの半生がモデルのドラマ。ヒロインの福子を安藤さん、ヒロインの夫・立花萬平（たちばな・まんぺい）を長谷川博己さんが演じた。放送は、毎週月～土曜の午前7時15分から。現在、同枠では2013年度前期の朝ドラ「あまちゃん」を放送中。また、12月1日からは「BS1」と「BSプレミアム」を合わせたチャンネル「NHK・BS」と「NHK・BSプレミアム4K」で放送する。

　俳優の広瀬アリスさんが、10月期のTBS系“火10”（火曜午後10時）枠の連続ドラマ「マイ・セカンド・アオハル」で主演を務めることが28日、明らかになった。広瀬さんはTBSドラマ初主演。人気グループ「なにわ男子」の道枝駿佑さんと共演し、30歳で大学生となった主人公が、イマドキ大学生たちにもまれながら恋や勉強に奮闘する“セカンド・アオハル・ラブコメディー”に挑む。完全オリジナルドラマで、脚本は「東京ラブストーリー（2020）」（FOD）や、「ゆるキャン△（ドラマ版）」シリーズ（テレビ東京）などを手掛けてきた北川亜矢子さんが担当する。

　人気グループ「ジャニーズWEST」の藤井流星さんが、10月から放送される連続ドラマ「18歳、新妻、不倫します。」（ABCテレビ・テレビ朝日ほか）の主演を務めることが28日、明らかになった。藤井さんが地上波の連ドラで単独主演を務めるのは、「アゲイン！！」（MBS・TBS系、2014年）以来、約9年ぶり。大富豪の一人娘のボディーガードの藤宮煌（ふじみや・こう）を演じる。「王様に捧ぐ薬指」（TBS系、2023年）のドラマ化でも話題になったわたなべ志穂さんによる同名マンガが原作。藤宮煌は大企業「三条グループ」に営業マンとして勤め、三条グループ本家の一人娘、明花のボディーガードも兼任する。明花は高校卒業後にお見合い結婚するように決められていた。しかし自由恋愛に憧れる明花は、三条家の信頼も厚い煌と偽装結婚し、不倫し放題の生活を画策する。条件を飲んで結婚した煌だったが、実はいちずに明花を愛していて……と展開する。

　“りんくま”の愛称で若者に親しまれているモデルで俳優の久間田琳加さんが、8月21日からNHK「夜ドラ」枠（総合、月～木曜10時45分）で放送される「わたしの一番最悪なともだち」に出演することが28日、分かった。蒔田彩珠（まきた・あじゅ）さん扮（ふん）する主人公・笠松ほたると共に、大手化粧品メーカー・日粧堂を受験する就活生の城島和佳奈を演じる。スーツ姿のオフショットも公開された。和佳奈は内定がなかなか決まらず、焦っていたが、そんな時に出会ったほたるのことをかっこいいと思い、憧れの念を抱くようになる。実は、人に言えない隠し事があり……という役どころ。ドラマは、友情や恋、人生の分かれ道としての就職活動など、多くの人たちが通る道を、等身大でユニークな世界として描き、何者にもなり切れていない若者の複雑な心情を鮮やかにドラマとして表現する。