大原優乃:可愛らしくて、少し野暮ったい 「おいしい給食 season3」“愛先生”1980年代ルックの裏側

「おいしい給食 season3」で新米の英語教師・比留川愛を演じる大原優乃さん (C)2023「おいしい給食」製作委員会
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「おいしい給食 season3」で新米の英語教師・比留川愛を演じる大原優乃さん (C)2023「おいしい給食」製作委員会

 10月からテレビ神奈川、TOKYO MX、BS12 トゥエルビほかで順次放送される連続ドラマおいしい給食 season3」に、新米の英語教師・比留川愛役で出演している大原優乃さん。大原さんにとって初の教師役で、“聖子ちゃんカット”風の髪形をはじめ、キュートな1980年代ルックも話題となりそうだ。ここでは、本作における大原さんのファッションやヘア&メークの裏側を紹介する。

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 ◇愛先生の心のピュアな部分を表現

 「おいしい給食」は、市原隼人さん主演の人気“学園グルメ”コメディー。1980年代のある中学校を舞台に、給食マニアの教師・甘利田(市原さん)と彼を取り巻く生徒たちの人間模様を描く。これまで、2019、2021年にテレビドラマが放送され、「劇場版 おいしい給食 Final Battle」(2020年)、「劇場版 おいしい給食 卒業」(2022年)の映画2本も製作された。

 “season3”は、「劇場版 おいしい給食 卒業」のラストで、函館への転勤が決まった甘利田が、北の地オリジナルの献立や食材に囲まれながら、新たなる給食道を突き進む……という内容。劇場版第3弾が2024年に公開されることも決まっている。

 大原さん演じる比留川愛先生は、引っ込み思案だが、英語で話すとなると大声になる「教師歴半年の帰国子女」。メーク担当の近藤美香さんは、“聖子ちゃんカット”風の髪形について、監督やプロデューサーからの要望はこれといってなかったといい、その上で「愛先生は、キャラクター的に可愛らしい人物像だったので、あまり濃いメークにはしませんでした」と説明する。

 一方でファッションについて、衣装担当の小磯和代さんは「大原さんはグラビアで注目されることもある女優さんなのですが、今回はセクシーさを出さず。大原さんの可愛らしさが出る衣裳にしようと監督、プロデューサーとも話し合いました」と明かし、「そのことで、より一層、大原さんの演じる愛先生の心のピュアな部分が表現でき、さらに可愛らしく感じてもらえたと思います」と手応えをのぞかせた。

 ◇当時、雑誌「オリーブ」が流行していたことも意識

 また、劇中における愛先生のスタイリングで参考にしたのは「1980年代の中森明菜や小泉今日子さんのスタイル」だという。

 小磯さんは「1980年代後半には、ファッション雑誌『オリーブ』が流行していたことも意識して、セーター、トレーナーにロングスカートなど、少し野暮ったいスタイルにしました」といった“こだわり”を披露。

 さらに「帰国子女設定だったのでかっちりしたスーツ中心でなく、カジュアルなスタイルを多めにしました」とも話していて、「1980年代といっても、シーズン3では1990年代に近づきバブルの雰囲気も出てきます。それぞれのキャラクターや年齢、雰囲気に合わせて、1980年代の中でも、1970年代寄りにするのか、1990年代寄りの肩パットが入ったバブル調のスタイルにするのか、ピックアップする衣装を変えています」と教えてくれた。

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