俳優の今田美桜さんが2025年度前期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」のヒロインに決定し、東京・渋谷のNHK放送センターで2月2日に行われた会見に出席。「アンパンマン」を生み出したマンガ家、絵本作家のやなせたかしさんの妻・小松暢さんがモデルのヒロイン・朝田のぶを演じる今田さんは、「のぶさんの思いを抱きながら、日本の朝を元気にできるよう精いっぱい努めたいと思います」と笑顔で意気込みを語った。
ウナギノボリ
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オーディションでヒロインに選ばれた今田さんは、印象に残ったエピソードを聞かれると、「ビデオ審査で『アンパンマンのマーチ』の歌詞を3番までいろいろな感情で伝えるというオーディションがありまして、すごく難しかったなという思いもありながらも、そういうことをする機会は少ないので、新しい経験をさせてもらえて楽しかったです」と明かした。
ヒロイン決定はサプライズで知らされたといい、「最終面談をしたいとNHKさんから連絡があり、朝8時にお伺いすると、あんぱんとコーヒーが用意されていました(笑い)。今放送されている『ブギウギ』を見ながら、『受けていただけますか?』と聞かれ、『よろしくお願いします』とお返事をしたら、皆さんがクラッカーを鳴らしてくださって……すごくうれしかったのを覚えています」と話した。
続けて「最初はあまりピンとこなくて、後からじわじわといろんな感情が巡ってきて『うわっ!』とうれしくなりました。若干涙もしました」とそのときの心情を説明した。
朝ドラへの出演は、清原果耶さんがヒロインを務めた2021年度前期の「おかえりモネ」以来、2度目。ヒロインが東京の気象情報会社で出会う若手予報士・神野マリアンナ莉子を好演して話題となった。今田さんは当時を振り返りながら「近くで清原果耶ちゃんを見させていただいて、撮影も約1年間ありますし、それだけ長く同じ役を続けてやるっていうのは大変ですけど、すごいことだなと思っていました」と語る。
「(朝ドラヒロインは)なかなか経験できることではないですし、それを自分がやるっていうのは正直緊張しています。やりきれるのかなという不安もありますが、(撮影期間中)ずっと一緒にいるキャストの皆さん、スタッフの皆さんと家族のような時間を過ごすことになるんだろうなと思うので、甘えながら、頼りながら、助けていただきながら、明るく元気に乗り越えたいなと思っています」と笑顔を見せた。
「あんぱん」は、脚本を「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)シリーズなどで知られる中園ミホさんが手掛け、まだ何者でもなかったやなせさんと暢さんが、あらゆる荒波を乗り越え、アンパンマンにたどり着くまでの、生きる喜びが全身から湧いてくるような「愛と勇気の物語」を描く。
朝ドラは現在、趣里さん主演の「ブギウギ」が放送中。2024年度前期は伊藤沙莉さんの「虎に翼」、2024年度後期は橋本環奈さん主演の「おむすび」が放送される。
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