北村匠海:「なつぞら」オーディション落選で「朝に僕の顔は合わないのでは」 25年度前期「あんぱん」で朝ドラ初出演「なんで僕?」

NHK連続テレビ小説「あんぱん」に出演する北村匠海さん
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NHK連続テレビ小説「あんぱん」に出演する北村匠海さん

 俳優の北村匠海さんが4月26日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われた2025年度前期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」の会見に出席した。ヒロイン・朝田のぶ(今田美桜さん)の夫・柳井嵩を演じる北村さんは、今作が初の朝ドラ。2019年度前期の朝ドラ「なつぞら」のオーディションに落選した過去を明かし、「朝という時間に僕の顔はあまり合わないのではないかと思っていました」と本音を語った。

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 演じる柳井は、「アンパンマン」を生み出したマンガ家、絵本作家のやなせたかしさんがモデル。 

 北村さんは、今回のオファーに驚いたようで「お話をいただいて『なんで僕なんでしょうか?』と(制作統括の倉崎憲さんに)聞いたんです」と告白。北村さんのモットーは「10分後に命を落とすかもしれないから『今どう生きるか?』を考え、日々を全うすること」といい、「そんな話をバンドのライブのMCで一人語りしていたのですが、その言葉を聞いたことがオファーのきっかけだとおっしゃっていたのがすごく印象的でした」と振り返った。

 また北村さんは、実在の人物を演じるにあたり「もちろんプレッシャーはありますが、演じることの醍醐味(だいごみ)や、実在した方の人生を生きることにやりがいも感じます。気負いすることなく、こんなに温かい仲間たちがいるんだからという気持ちで、期間はすごく長くなりますが、自分にとっても初めての経験なので、まずは楽しんでいこうと思っています」と意気込みを語った。

 「あんぱん」は、脚本を「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)シリーズなどで知られる中園ミホさんが手掛け、まだ何者でもなかったやなせさんと妻・小松暢さんが、あらゆる荒波を乗り越え、アンパンマンにたどり着くまでの、生きる喜びが全身から湧いてくるような「愛と勇気の物語」を描く。

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