人気アニメ「ちびまる子ちゃん」(フジテレビ系)のまる子役などで知られる声優のTARAKOさんが、3月4日に亡くなっていたことが明らかになった。享年63。TARAKOさんは、1990年1月7日に放送を開始した「ちびまる子ちゃん」の初回から、約34年間にわたり、まる子を演じ続けてきた。最後の出演は、3月24日放送の1時間スペシャル内のエピソード「『まる子、水の味がわかる?』の巻」となり、後任の人選と後任による放送開始時期は検討中という。同エピソード以外は、3月10日以降当面の間、過去に放送したエピソードを放送する。
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TARAKOさんは、1960年12月17日生まれ。「まじかる☆タルるートくん」のタルるート役などを演じてきた。
「ちびまる子ちゃん」のスタッフは「放送開始から34年間、まる子を演じていただいた TARAKOさんは、『ちびまる子ちゃん』そのものでした。TARAKOさんは、収録現場でも常に周りを思いやり、温かく、明るく元気に場を和ませてくださる方で、“ちびまる子ちゃん”の天真らんまんで、家族や友達から愛される姿、そのものでした。最後まで病棟でも収録をしたいと意欲的で、大きな愛情をもって『ちびまる子ちゃん』に向き合ってくださいました。 急な訃報に驚きを隠せませんが、TARAKOさんが演じてくださった“ちびまる子ちゃん”をこれからも温かく、大切に描き続けていきたいと思います。TARAKOさん、長い間、本当にありがとうございました。心よりご冥福をお祈りいたします」とコメントを寄せている。
「ちびまる子ちゃん」の声優陣のコメントは以下の通り。
タラちゃん、突然のお別れに言葉が見つからず、ただぼうぜんとするばかりです。つい最近まで、毎週収録の度、スタジオでお会いしていたのに。長い間、どんな状況の時にも番組の座長として、気丈で優しく、そしてしなやかに、私たちをけん引してくださいましたね。もう、あなたの明るくおちゃめなあの笑顔に出会うことは出来なくなりましたが、いつまでも私たちの心の内に、いくつもの思い出と共に残り続けます。タラちゃん、今まで本当にたくさんありがとう! どうか安らかにおやすみください
唯一無二の存在が旅立ってしまいました。いつも誰にも気を配る心遣いの達人だったタラちゃん。この喪失感を埋めるすべを見つけられません
胸つまる 「何だい?まる子」言えなくて 友蔵 タラちゃんに捧ぐ心の俳句
明るくて、楽しくて、人にも動物にも、命あるすべてに愛をふりそそぐ人でした。でも、こんなに急に、突然、ばあさんより先に逝ってしまうなんて……そこだけは親不孝者だよ、まる子や……
大好きなTARAKOさん、突然のお別れとなりまだ信じられない気持ちでいっぱいです。アフレコの時、あったかい笑顔で「楽しいね~」と言っていたあの優しい声に励まされてやってきました。話したいことや、一緒にやりたいことがたくさんありました。「お姉ちゃん」として「まる子」と過ごした時間はまだ思い出にはできそうにありません。「さよなら」の代わりにTARAKOさんの好きだった言葉を。「ありがとう、またね~!」
TARAKOさんとは、番組のまるちゃんとたまえのように、より近く心を通わせて、公私共に過ごさせていただきました。共有した大切な時間は、私の中で、今でもきらきら輝いています。心より感謝しています。ご冥福をお祈りいたします
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