ルックバック：肩を寄せ合いマンガを描く藤野と京本　劇場版アニメの本予告、メインビジュアル公開

　「チェンソーマン」などで知られる藤本タツキさんのマンガが原作の劇場版アニメ「ルックバック」のメインビジュアル、本予告が公開された。本予告は、haruka nakamuraさんが作曲し、uraraさんが歌う主題歌「Light song」が流れ、クラスのみんなから「将来、マンガ家になれるじゃん」と言われ得意げな藤野が、不登校の同級生・京本の出会い、一緒に絵を描くようになる姿が描かれている。メインビジュアルは、藤野と京本が肩を寄せ合いマンガを描く姿が切り取られている。

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　アニメを手掛ける押山清高監督は「マンガを読んだ時にしみじみと物語に感情移入できたのはもちろん、『ルックバック』を描くに至った藤本先生にも共鳴するところがありました。だから素直に自分事としても向き合える映画にできるなと思えました」とコメントを寄せている。

　「ルックバック」は、集英社のマンガアプリ「少年ジャンプ＋（プラス）」で2021年7月に発表され、初日に250万以上の閲覧数を記録。「このマンガがすごい！2022」のオトコ編の1位に選ばれ、「マンガ大賞2022」にノミネートされたことも話題になった。マンガへのひたむきな思いが二人の少女をつなげるが、全てを打ち砕く出来事が起きる……というストーリー。学生新聞で4コママンガを連載している小学4年生の藤野は、クラスメートから絶賛されていたが、「不登校の同級生・京本の4コマを載せたい」と先生から告げられることになる。

　アニメは「ヱヴァンゲリヲン新劇場版：破」「借りぐらしのアリエッティ」「風立ちぬ」などに主要スタッフとして携わってきた押山さんが監督を務め、脚本、キャラクターデザインも担当する。押山さんが代表を務めるスタジオドリアンがアニメを制作する。河合優実さんが藤野、吉田美月喜さんが京本をそれぞれ演じる。6月28日に公開。

　同作の特典付きムビチケカード型前売券が5月17日に発売される。特典は全3種の「リバーシブル四コマ漫画しおり」。