豊川悦司:鈴木京香と“禁断の恋” デビュー作監督と再タッグ

2016年1月スタートのWOWOWの連続ドラマ「連続ドラマW 荒地の恋」に出演する豊川悦司さん(左)と鈴木京香さん
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2016年1月スタートのWOWOWの連続ドラマ「連続ドラマW 荒地の恋」に出演する豊川悦司さん(左)と鈴木京香さん

 俳優の豊川悦司さんが、2016年1月スタートのWOWOWの連続ドラマ「連続ドラマW 荒地の恋」に主演することが24日、明らかになった。豊川さんがWOWOWの連続ドラマで主演するのは今回が初めてで、主人公の詩人・北沢太郎を演じる。また北沢と不倫関係に陥る三田村明子役で女優の鈴木京香さんが出演し、監督は豊川さんのデビュー作「君は僕をスキになる」(1989年公開)などで知られる渡邊孝好監督が務める。豊川さんは渡邊さんとのタッグを「感慨があります。二度目のデビューのつもりでタッグを組みたいと思います」と話している。

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 ドラマは、直木賞作家・ねじめ正一さんが大人の恋を描いた長編小説「荒地の恋」が原作。かつて詩人仲間と詩誌「荒地」の創刊のため戦後日本の現代詩運動の中心となった北沢(豊川さん)は53歳となり、新聞社の校閲部に勤務しながら細々と詩作を続ける毎日を送っていたが、ある日、親友の三田村貴一(松重豊さん)の妻・明子(鈴木さん)と恋に落ち、家族を捨て家を出る……というストーリー。田口トモロヲさん、富田靖子さん、川島海荷さんも出演する。

 豊川さんは脚本を読んで「難しい話だなと思った」といい「仕事、友情、家族、恋、老い、夢、理想、誰もが味わうシンプルで複雑な生きるためのエッセンス、その全てが詰まっている」とコメント。「北沢太郎という人間がなぜそんなに愛されたのか、その謎に謙虚に向き合っていきたい」と話している。

 原作者のねじめさんは今回のドラマ化に「豊川悦司さんが主人公の狂気をどのように演じてくれるのか、鈴木京香さんが小説の明子のイメージをどのように大きく裏切ってくれるのか」と大きな期待を寄せ、「小説とは違う映像化された詩人の激しい恋に心をヒリヒリさせながら見ていただきたいと思っている」と語っている。

 「連続ドラマW 荒地の恋」は全5話。16年1月9日から毎週土曜午後10時に放送。初回は無料放送。

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