女優の柴咲コウさんが主演する2017年のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」が8日からスタートする。柴咲さんは大河ドラマ初出演で、激動の戦国時代に男の名を名乗り、井伊家の家督を継ぎ「おんな城主」となる“謎多き女性”井伊直虎の生涯を描く。直虎の許婚(いいなずけ)・井伊直親(亀之丞)役で俳優の三浦春馬さん、直虎と直親の幼なじみで井伊家筆頭家老・小野政次(鶴丸)役で高橋一生さんも出演する。
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「おんな城主 直虎」は56作目の大河ドラマで、脚本を「世界の中心で、愛をさけぶ」「JIN-仁-」などの森下佳子さんが担当したオリジナル作品。主人公の直虎は、幕末の大老・井伊直弼の先祖で、徳川家康の重臣・井伊直政の養母にあたる人物。井伊家当主・直盛の一人娘として生まれるが、幼くして許婚と生き別れ、その後、出家。やがて男の名で家督を継ぎ、今川、武田、徳川が領地を狙う中、知恵と勇気を頼りに、仲間と力を合わせて国を治め、幼い世継ぎの命を守りながら、生き延びていく……というストーリーが展開する。激動の世を“はざまの土地”で生きる井伊家の視点で描いているのも大きな見どころとなる。
第1回「井伊谷(いいのや)の少女」では、天文13(1544)年から物語はスタートする。遠江の国・井伊谷で、後に直虎(柴咲さん)という勇ましい男名で戦国の世を生き抜くことになる少女・おとわ(新井美羽ちゃん)は、井伊家当主で父の直盛(杉本哲太さん)と母の千賀(財前直見さん)のもと、幸せな日々を過ごしていた。おてんばなおとわの遊び相手は幼なじみの亀之丞(藤本哉汰さん)と鶴丸(小林颯さん)で、ある日おとわに亀之丞との縁談話が舞い込む。当主の座を継ぐつもりだったおとわは最初は戸惑うが、やがて亀之丞の妻として井伊家を支えていこうと心に決める。しかし、亀之丞の父・井伊直満(宇梶剛士さん)が、主家である今川義元(春風亭昇太さん)に謀反の疑いをかけられ、駿府に呼び出されることになり……というストーリー。
「おんな城主 直虎」はNHK総合で毎週日曜午後8時ほかで放送。初回は15分拡大版。
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