女優の吉岡里帆さんが、人気アニメ「名探偵コナン」の劇場版21作目「名探偵コナン から紅の恋歌(からくれないのラブレター)」(静野孔文監督、4月15日公開)でゲスト声優を務めることが14日、明らかになった。吉岡さんが声優に挑戦するのは初めて。同作のファンだったという吉岡さんは、オファーを「身に余る思いです」といい、「劇場版21作目ということでミスは許されないなと崖っぷちにいるような気持ちでいます。プレッシャーが大きいですが、コナンファンの皆さんにも納得していただけるよう頑張ります」と意気込んでいる。
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「から紅の恋歌」は、主人公の江戸川コナン(工藤新一)と服部平次という東西の高校生探偵がそろい踏みして難事件に挑む。原作で重要なキャラクターで百人一首の高校生チャンピオン・大岡紅葉が劇場版に初登場。日本の百人一首会をけん引する皐月(さつき)会が開催する「皐月杯」の会見収録が行われた大阪のシンボル・日売テレビで突然、爆破事件が発生。崩壊するビルの中、平次と幼なじみの遠山和葉が取り残されるが、駆け付けたコナンによって無事救出される。また、京都・嵐山の日本家屋で、皐月杯の優勝者が殺害される事件が起こり、殺害現場のモニターには紅葉が映し出されていたことが分かり……という展開。
吉岡さんのほかに、お笑いタレントの宮川大輔さんもゲスト声優として出演する。宮川さんは、アニメの声優に挑戦するのは初めて。今作の舞台が大阪と京都ということで、京都府出身の2人に白羽の矢が立った。2人は競技かるたの「皐月会」に所属するかるた選手を演じる。吉岡さんは演じる枚本未来子(ひらもと・みきこ)について「平次と和葉が通う高校のかるた部の主将でめがねっ娘です。コナン君たちと一緒に事件にも巻き込まれるので、コナン君に助けてもらえるのを期待しています」と語っている。
宮川さんは、息子とおいっ子が同作品のファンだといい「オファーを聞いた時はうれしい気持ちと、『僕でいいのかな』という不安がありました。でも、関西弁の役ということで少し安心しています。アニメ声優は初挑戦ですが、あまり意識し過ぎず、ちょっとでもいいなと思ってもらえるよう今から台本を読み込んでアフレコに臨みたい」と話している。また、「僕が演じる関根康史は、競技かるたの腕がトップクラスの知的な役で、殺人事件の現場に現れるなどの謎もあるキャラクターなので、どう物語に絡んでくるのか、今から楽しみです」とコメントしている。
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