松たか子:「撮影中に鼻血」 木村佳乃は血のりで「赤鬼に」? 映画「告白」会見

 湊かなえさんの09年度本屋大賞受賞作を、女優の松たか子さん主演で映画化した「告白」(中島哲也監督)の完成記者会見が19日あり、松さんや岡田将生さん、木村佳乃さんらが出席。“衝撃の告白”を求められた松さんは「『出血2』です。湊さんも執筆中に鼻血を出されたと聞いたんですが、私も撮影中に鼻血を出しました。だから、その2ということで」と“告白”。木村さんは「『血のり』です。私も映画の中で血のりを浴びてるんですが、本当に落ちなくて、半分顔が赤いまま帰って、赤鬼みたいになってました!」と明かした。

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 「告白」は、中学教師の森口悠子(松さん)が、自分の娘が教え子に殺されたと生徒を告発する物語。岡田さんが熱血すぎる新人教師を、木村さんが過保護すぎる母親を演じている。生徒役は、1000人以上からオーディションで選ばれた13歳の37人が出演する。主題歌には英ロックバンド「レディオヘッド」が、07年にアルバム「In Rainbows」のオフィシャルサイト限定ボックスのみに収録した「Last Flowers」を起用した。

 松さんは、出演の依頼を「何かが生まれる現場なんじゃないかという予感、直感でお受けしました」と説明。木村さんも「監督の演出を一度受けてみたいと思っていた。監督とお仕事するのは本当に楽しく、作品はまばたきもしないで見る感じで引き込まれたました」と語った。岡田さんは「原作も読んでいて、お話をもらったときは『中学生の役だ!』と思ってやりたいと思ったら、先生役で……。でも、ぜひ監督とやりたいと思っていたので、この若造を選んでくれてありがとうございました」と感謝した。

 中島監督は「3人ともこの映画に出てもイメージダウンにしかならないと思うんですよ。ちょっと利口な人だったら絶対に受けない」と笑わせながら、「そういう役を受けてくれたのは本当にうれしかったし、今回はとにかく俳優さんに演じてもらって、俳優さんに引っ張られながら撮影して、とても幸せな現場だった」と振り返っていた。

 会見には原作者の湊さんも出席。映画は6月5日から全国東宝系でロードショー公開予定。(毎日新聞デジタル)

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