モデルで女優の山田優さん（26）が白むく姿を披露することが3日、分かった。同日放送される主演ドラマ「崖っぷちのエリー～この世でいちばん大事な『カネ』の話」（ABC、テレビ朝日系）の最終回で披露される。山田さんは「自分も結婚式では白むくを着たい」と顔をほころばせながら、自身の結婚式に思いをはせている。

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　ドラマは、「毎日かあさん」などで知られる人気マンガ家の西原理恵子さんが自らの破天荒な半生を「お金」をキーワードにつづった本「この世でいちばん大事な『カネ』の話」（理論社『よりみちパン！セ』刊）が原作。山田さん演じる、幼いころから貧乏で不幸な“ダメ女”の主人公・相原絵里子（山田さん）は、持ち前のガッツと貧乏ならではの知恵で次々と立ちはだかる障害（＝敵）を乗り越え、図らずも漫画家として成功していく。そんな絵里子の“不幸との戦い”と“成功への道”を波瀾（はらん）万丈かつ痛快に描くエンターテインメント。お笑いコンビ「ドランクドラゴン」の塚地武雅さん、小泉孝太郎さん、陣内孝則さんらも出演している。

　白むく姿の山田さんが登場するのは、山田さん演じる絵里子が元戦場カメラマンの鴨田丈一（塚地さん）とこぢんまりとした神社で行う結婚式のシーン。白むくを着るのは2度目という山田さんは「やっぱり和はすてき！　白むくは日本の伝統だし、日本人としては着ると心が躍ります。親や祖父母もよろこんでくれる」といい、「結婚式は一生に一度のこと。欲を言えば白むくとウエディングドレスの両方を着たいです」と乙女心をのぞかせた。

　白むく姿の撮影日が最終撮影日だったという山田さんは撮影を振り返り、「すごく充実した3カ月でしたね。ドラマの撮影はバタバタ追われているというイメージがあったんですけど、今回は通常よりゆっくりできてちゃんとみんなで話し合う時間もあった」とコメント。「みんなと仲良くなれたし、一丸となって作品を作ってこられました」と満足げで、最終回を迎えることについて「すごく寂しいですね」と話している。

　最終回は、丈一が姿を消し、気が気ではない絵里子。久々に姿を現した丈一を目の当たりにして丈一への思いが涙とともにあふれ出し、丈一からのプロポーズを受ける。晴れて結婚した二人は子どもを授かり、幸せに暮らしていたが、丈一は不慮の事故で亡くなってしまう……という物語。3日午後9時～9時54分放送予定。（毎日新聞デジタル）