川島海荷:冷酷な暗殺者役で連ドラ初主演「イメージ裏切ります!」 TBS「ヘブンズ・フラワー」

ドラマ「ヘブンズ・フラワー」で初主演する川島海荷さん
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ドラマ「ヘブンズ・フラワー」で初主演する川島海荷さん

 女優の川島海荷さん(16)が11年1月スタートのドラマ「ヘブンズ・フラワー~Heaven’s Flower~」(TBS系)で連続ドラマ初主演することが27日、明らかになった。川島さんは自身初の冷酷非情な女暗殺者役に挑む。銃を使ったアクションが盛り込まれるほか、中国語のせりふが入る予定で、これまでの川島さんのイメージとはうって変わった役どころに体当たりで挑戦する。

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 「ヘブンズ・フラワー」は、今から約50年後の2060年を舞台とした近未来ロマンチックミステリー。ある実験事故によって日本は花が咲かない不毛の世界となり、深刻な食糧危機が続いていた。事故からの再建が進む中、「第七地区」だけは実験事故の震源地として再建から取り残され、「見捨てられた街」となっていた。「第七地区」に住む少女・アイには天使のようにほほ笑む表の顔以外に、冷酷非情な暗殺者の顔を持っていた。アイは片桐薫をリーダーとする暗殺集団「ラストガーデン」の一員として、確実にそして、忠実に任務を遂行していた。アイはある刑事と出会い初めての恋心を抱くのだが……。アイがその手で今まで決して咲くことのなかった“花”を咲かしたとき、運命の歯車は思わぬ方向へと進んでいく……というストーリー。

 川島さんは今回の話を聞いて、「まずびっくりしました。冷酷非情な女暗殺者役は初めてで、初主演のプレッシャーもありますがまず楽しみです。主演という夢がかなったのはうれしいです。実は悪い役はずっと演じてみたいと思っていました。これまでいろんな役をやらせていただきましたが、今まで経験したことがなかったので。川島海荷のイメージをこのドラマでいい意味で裏切り、ギャップをお見せしたいです。新たな一面をお見せできると思うとうれしいです」とドラマ初主演の喜びを語っている。

 演技については「撮影に入る前にアクションの練習もする予定です。初めての経験なので、きっと大変だと思いますが、根性はあるので大丈夫です」とやる気満々。「アイを演じるときは「クールな役で顔の表情が少ない分、声のトーンや目力に気をつけたいと思います」と役作りも始めており、「キャストの皆さん、スタッフの皆さんとともにすてきな作品にしたいと思います。これから始まる撮影を心待ちにしています。全身で“アイ”を演じたい! そして皆さんにこのドラマでメッセージを伝えられるよう頑張ります! 気合入ってます!」と熱く語っている。

 相手役の刑事にはD-BOYSの荒木宏文さん、アイ直属の有能な司令官・シオンを演じるのは綾野剛さん、「ラストガーデン」と敵対する中国系マフィア「星龍」のボスであり、アイにとって人生最大の敵となる厳小剛(イム・シャオガン)を本田博太郎さん、さらに、アイが属する暗殺集団「ラストガーデン」の謎多き女リーダー・片桐薫を三田佳子さんと、深夜ドラマでは異例の豪華キャストが脇を固める。またスタッフも、大河ドラマ「龍馬伝」や映画「おくりびと」のビューティーディレクターを務めた柘植伊佐夫さんが、「人物デザイン監修」を担当する。

 主演の川島さんについて高成麻畝子プロデューサーは「女暗殺者というヒロイン像を考えたとき、真っ先に思い浮かんだのが川島さんだった。中国語やアクションといった難しい見せ場も持ち前の根性と明るさで自分のものにして、彼女の妹的なイメージを大きく裏切る、今まで見たことのないヒロイン像を見せてくれることを大変楽しみにしています」と語っている。また、ドラマについては「とくに女性に見てほしい。アイと刑事との切ないラブストーリーと花を咲かせるための種を探すエピソードがからみあう女性向けの場面もあるドラマにします」とアピールしている。

 「ヘブンズ・フラワー」はTBSで10月期からスタートした金曜深夜の30分間の連続ドラマ「Friday Break」枠の第2弾で、同枠では地上波初の「先行有料配信」や「ユーストリーム」とのコラボなど、これまでのドラマの枠を超える試みを数々と打ち出している。1月14日から毎週金曜深夜0時20~50分に放送予定。(毎日新聞デジタル)

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