女優の新垣結衣さん（22）が7月にスタートするフジテレビ系の“月9”ドラマ「全開ガール（仮）」で主演を務めることが27日、明らかになった。世界をまたにかける国際弁護士を目指す女性で連続ドラマに初主演する。弁護士役も初挑戦となる新垣さんは、自分の役柄を「成功に執着する野心的なキャリ女（じょ）」といい、「今まであまり演じたことのないタイプのとても強気なキャラクターですが、楽しんでやりたいなと思っています」と意気込んでいる。

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　ドラマは、新垣さん演じるキャリ女（キャリア女性）の卵・鮎川若葉が、なぜか勤め先の外資系弁護士事務所の女性所長の娘（5歳）を世話することになり、保育園で出会った「学なし・財なし・将来性なし」でお人よしなイクメンとともに、慣れない育児に奮闘するというハートウオーミングコメディー。だまされやすい人情家で離婚後1人で子育てをするイクメン・山田草太を、男性アイドルグループ「NEWS」と「関ジャニ∞」のメンバーの錦戸亮さん（26）が演じる。このほか、若葉の勤務先の所長を薬師丸ひろ子さん、同僚の弁護士を平山浩行さん、佐藤二朗さん、青山倫子さん、イクメン仲間を鈴木亮平さん、荒川良々さんが演じる。

　「近ごろ少なくなった“痛快なラブストーリー”を見たかった」という若松央樹プロデューサーは、「草食男子やイクメンなど、男と女の境がどんどんなくなっている今、男女を逆転させたような強烈なキャラクターを作り、現代における男と女、そして愛することとは何かを描きたいと思いました」と話し、新垣さんの起用について「文句なしの可愛さと、にじみ出る清楚（せいそ）なイメージが必要不可欠。新垣さんの存在自体のオーラが、強烈なキャラクターと絶妙なハーモニーを奏でると思います」と期待を寄せる。

　ドラマは、7月から毎週月曜午後9時に放送。脚本はドラマ「美女か野獣」「働きマン」の吉田智子さん、演出はドラマ「カバチタレ！」「のだめカンタービレ」の武内英樹さんが担当する。（毎日新聞デジタル）