水垣偉弥:UFC本大会に初参戦に「万全の状態、あとはやるだけ」 WOWOW独占インタビュー

UFC本大会に初めて臨む水垣偉弥選手
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UFC本大会に初めて臨む水垣偉弥選手

 3日(日本時間)、米・ラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナで行われる世界最高峰の総合格闘技「UFC(Ultimate Fighting Championship)」の「UFC132」バンタム級に、水垣偉弥選手が登場する。水垣選手は、09年から総合格闘技「WEC(World Extreme Cagefighting)」を中心に長く海外で活躍し、11年のWECとUFCの合併により、UFCに移籍。UFCの系列大会「UFC on Versus」デビュー戦で白星を飾った。UFC本大会に初めて臨む今回は、元WEC世界バンタム級王者のブライアン・ボウルズ選手(米)と対戦する。試合を目前に控えた水垣選手に、WOWOWが独占インタビューを行った。(毎日新聞デジタル)

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 −−総合格闘技を始めたきっかけは?

 単純に見るのが好きでした。当時は、修斗の佐藤ルミナさんなどを見ていて、ちょっとやってみたいなという感じでした。中学生くらいから見始めて、高校のときにちょっとやりたいなと思いだして、部活を引退して始めました。

 −−09年にWECに参戦されましたが、最初から海外への挑戦は考えていたのですか?

 国内でタイトルをとって一つの節目を迎えて次はどうしようかというときに、当時、自分の階級があるメジャーな大会がWECしかなく、ほぼ迷わずWECに参戦しました。

 −−約2年間、海外で戦ってきて感じたことは?

 みんな“アスリート”というか、勝ちにこだわっているというか、作戦なり、体の作り方なりが日本とは違うというのは肌で感じました。

 −−今年の1月にWECがUFCと統合すると初めて知ったとき、どう感じましたか?

 前々からウワサは出ていて、「いつかな?」という感じでずっと待っていたので、ラッキーというか、「来たか」という感じでした。

 −−UFCの魅力とは?

 ボクシングのように競技化されているし、一つのスポーツとしてアメリカで認知されていること。あとは、もう雰囲気ですね。観客の盛り上がり感が好きです。

 −−3月にUFCの系列大会「UFC on Versus」デビュー戦で勝利した感想は?

 WECで最後に負けてUFCになったので、負けたらもう後はないな……という感じでした。UFCでやっていきたいので、厳しい試合でしたけど、とりあえず結果が一つ残せましたし、UFCとしてはいいスタートが切れて、悪くはないなという感じです。

 −−UFC本大会初戦となるUFC132を前に今の気持ちを教えてください。

 ラスベガスという大きな会場なので大きな舞台という意味でも、ここまでトップ5に入るような選手とやって2回はね返されてきて、その壁にもう一回挑むという意味でも、両方楽しみですね。

 −−対戦するブライアン・ボウルズ選手の印象は?

 やはり攻撃力ですね。バンタム級では、ずば抜けている打撃に、寝技も持っているので、危なくて怖いなというイメージですね。

 −−攻撃に対する準備や作戦を教えてください。

 映像を見て、自分のスタイルと相手のスタイルを合わせてみて、どう戦っていこうかというのはほぼ自分の中ではできています。

 −−現在のコンディションは?

 けがもないですし、体の出来具合もこれまでで一番いいんじゃないかなというくらいの調子です。これでやってみて、はね返されたら自分の実力不足だなと割り切れるくらいのコンディションなので、あとはもうやるだけ、万全の状態です。

 ◇UFC−究極格闘技− UFC132 頂上決戦! クルーズ vs フェイバー

 3日午後5時30分(BS-5ch/デジタル191ch)生中継・バンタム級タイトルマッチ「ドミニク・クルーズ対ユライア・フェイバー」、ミドル級「ヴァンダレイ・シウバ対クリス・レーベン」、バンタム級「水垣偉弥対ブライアン・ボウルズ」

 6日正午(BS-5ch/デジタル191ch)リピート放送

 ◇UFC−究極格闘技− UFC133 秋山成勲 正念場の一戦!

 8月7日午後6時(BS-5ch/デジタル191ch)ミドル級「秋山成勲対ビクトー・ベウフォート」など

 ◇UFC−究極格闘技− UFC134 王者アンデウソンvs岡見勇信タイトルマッチ!

 8月28日午前10時(BS-5ch/デジタル191ch)ミドル級タイトルマッチ「アンデウソン・シウバ対岡見勇信」など

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