劇団ひとり:“撮って出し”コメディー挑戦に「こういう番組夢だった」

新番組「ウレロ☆未確認少女」に出演する劇団ひとりさん
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新番組「ウレロ☆未確認少女」に出演する劇団ひとりさん

 弱小芸能事務所を舞台にアイドルグループの売り出しに奮闘する男達を描くシチュエーションコメディー「ウレロ☆未確認少女」(テレビ東京系、毎週金曜深夜0時53分~)の囲み取材会が4日、東京都内であり、お笑い芸人の劇団ひとりさんら出演者が登場。劇団ひとりさんは、「こういう番組をやるのは芸人として夢だったけど、やったらやったで本当に大変。稽古(けいこ)は朝から晩まででギャラにあわない!」と文句を言いながらも、「ギャラにあわない仕事ほど皮肉なものでやりがいのある仕事。地上波ではなかなかない番組なのでぜひ見てください」と笑顔でアピールした。

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 新番組は、劇団ひとりさん、バカリズムさん、お笑いトリオ「東京03」、アイドルグループ「ももいろクローバー」(現ももいろクローバーZ)元メンバーの早見あかりさんによるシチュエーションコメディー。社長の川島(劇団ひとりさん)が率いる弱小芸能事務所を舞台に、自称キレ者のプロデューサー・升野(バカリズムさん)や東京03のメンバーが演じる事務所スタッフが、欠陥だらけのアイドルグループ「未確認少女隊・UFI(ユーフィー)」を“ノープラン”で売り出す……というもので、観客を入れたライブ状態で収録した映像をそのまま放送する“撮って出し”の形式をとる。実際の楽曲のリリースやラジオ配信、ネットとの連動などの企画も予定しているという。

 取材会には、出演者全員が登場。バカリズムさんが「お笑い界に新風を巻き起こしたいと思います。一生懸命頑張ります」と“きまじめ”なあいさつをして笑いを誘うなど、楽しげな現場の様子を見せた。キャストで紅一点の早見さんは、「4月までグループ(「ももいろクローバーZ」)にいて1人になっていきなりいただいたお話なので、足を引っ張らないか不安で仕方ない」と不安な様子を見せながらも、「1回目の収録が終わってほめてもらってうれしかった。自分の力を必死に出して、1回目より最終回で腕が上がったと言えるようになりたい」と前向きにコメント。すかさず、バカリズムさんらが「しっかりしてるなー」と口々に話し、エールを送った。

 1回目の収録について劇団ひとりさんは、「手応えがありすぎて、軽く調子に乗るくらい良すぎた!」とニヤリ。毎回ライブ状態で収録されることについて東京03の角田晃広さんは、「緊張感がものすごいんですけど、笑いが来るとテンションあがる。乗る人は乗る!」と話すと、劇団ひとりさんが、「(東京03の)豊本(明長)さんが調子に乗りやすいんですよ~」と告白。“調子に乗りすぎて”4分も尺をオーバーしたことなどを暴露されていた。

 劇団ひとりさんは、「セットにも小ネタが満載で、こないだは冷蔵庫が冷えてて、中にヨーグルトが入っていた。どう動いても対応できるようにすみずみまで作られています」と番組の楽しみ方を紹介。さらに、「1回目の収録から角田さんも俺も髪を切っちゃったから全然つながらない。そこも見どころかな」とユーモアたっぷりにアピールした。番組は、7日から毎週金曜深夜0時53分~1時23分に放送。(毎日新聞デジタル) 

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