11日発表された8、9日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)によると、「猿の惑星 創世記(ジェネシス)」が初登場で首位を獲得した。全国626スクリーンで公開され、両日で約32万人を動員し、興行収入は約4億388万円となった。また、女優の宮崎あおいさんと俳優の堺雅人さんが08年のNHK大河ドラマ「篤姫」以来、約3年ぶりに夫婦役を演じた新作「ツレがうつになりまして。」が4位を獲得。同作は全国222スクリーンで公開され、2日間で約10万人を動員し、興行収入約1億2696万円を上げた。
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2位は前週と同じく「モテキ」で累計興行収入は10億円を突破した。前週首位だった「ワイルド・スピード MEGA MAX」は3位に後退。「アンフェア the answer」は5位となったが、累計動員は150万人を突破している。そのほか新作は、ベストセラー作家の東野圭吾さんの同名小説を「沈まぬ太陽」の若松節朗監督が映画化した「夜明けの街で」が8位に登場。全国147スクリーンで公開され、2日間で約3万人を動員、興行収入は約3315万円となった。
「猿の惑星 創世記」は、68年のSF映画「猿の惑星」のシリーズ最新作。現代の米サンフランシスコを舞台に、シーザーと名付けられた猿が遺伝子工学の実験で突然変異的な進化を遂げ、自由を求める闘いが人類最大の脅威へと発展していく……という物語。
「ツレがうつになりまして。」は、細川貂々(ほそかわ・てんてん)さんのエッセーマンガが原作。宮崎さん演じる「ハルさん」と堺さん演じる「ツレ」の夫婦模様を笑いを交えてひょうひょうと描いた。「夜明けの街で」は、41歳の妻子持ちのエリートサラリーマン・渡部和也(岸谷五朗さん)が、31歳の派遣社員・仲西秋葉(深田恭子さん)と恋に落ち、自分の家庭を壊すことに戸惑いつつも、その関係におぼれていく……というストーリー。(毎日新聞デジタル)
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