石原さとみ:本木からの賛辞に感極まり涙 NHK「坂の上の雲」会見

「坂の上の雲」第3部の会見で本木雅弘さんからの賛辞に涙ぐむ石原さとみさん
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「坂の上の雲」第3部の会見で本木雅弘さんからの賛辞に涙ぐむ石原さとみさん

 完結を迎えるNHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」の第3部の会見が2日、同局で行われ、主演の本木雅弘さんと石原さとみさんが登場した。約1年ぶりの再会という2人だが、本木さんは「すっかり大人になられた石原さんにタジタジしてます」と笑顔であいさつし、最終回で戦場から戻ってきた本木さん演じる秋山真之を、石原さん演じる妻・季子が抱きしめるシーンについて、「石原さんのたたずまいに、お世辞抜きに神々しいなと思いました」とその存在感を絶賛。すると、横にいた石原さんはその言葉に感激し、「クランクアップ以来にお会いして、声を聞いてなつかしくて。また、こんな言葉をかけていただいて本当にうれしい。素晴らしい作品に携わることができてうれしかった」と目を潤ませた。

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 「坂の上の雲」は、司馬遼太郎さんの2000万部を超えるベストセラーが原作。海軍参謀として日露戦争の日本海海戦に臨んだ秋山真之(本木さん)、陸軍で騎兵隊を創設し、のちに“日本騎兵の父”と呼ばれる兄の秋山好古(阿部寛さん)、俳人として日本文学に大きな足跡を残す正岡子規(香川照之さん)の3人を中心に、近代化を目指す明治期の日本の姿を、3年間にわたる全3部計13回の放送で描くドラマ。第3部は、旅順での攻防戦や日本海海戦などをメーンに国家の存亡をかけ奮闘する真之らの姿を描く完結編となっている。

 本木さんは完結編となる本作について、「全てがつながり、大きなパズルが完成したという達成感があります」と心境を語り、「(携わった)スタッフの方の仕事は偉業だと思う。ものすごく貴重なものが残せたなという思いです」と胸を張った。また、石原さんは戦場に行った夫を待つ妻の役どころについて聞かれ、「愛することも自分なりに経験があるので、それを踏まえて、単純に生きていてほしいとか顔が見たいとか、また会いたいとか、そういう感情が一番大事と思いながら演じました」と振り返っていた。

 「坂の上の雲」第3部(全4回)はNHK総合で4~25日の毎週日曜午後7時半に放送。BSプレミアムは同日午後6時から放送される。(毎日新聞デジタル)

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