スティーブン・スピルバーグ監督の最新作「戦火の馬」のワールドプレミアがNYで4日(現地時間)、行われた。出席したスピルバーグ監督は同作が希望を描いた作品であることから、日本へ「どんな状況に置かれていようと、それを信じて見つけようとする心さえあれば希望は必ず見つかるもの。行く先に希望が待っていると信じて頑張ってください」とエールを送った。
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同作は、第一次世界大戦前夜の英国を舞台に、少年アルバートと馬のジョーイを中心に描かれた。軍馬として騎馬隊に売られフランスの戦地に送られてしまったジョーイと再会するため、アルバートは徴兵の年齢に満たない若さにもかかわらず激戦下のフランスへと旅立つ……という物語。戦争の愚かさと悲惨さを、敵味方の区別を知らない馬の目を通して明らかにしていく。英作家のマイケル・モーパーゴさんが82年に発表した児童文学が原作で、07年に舞台化され、英国演劇界のオスカーといわれるオリビエ賞をはじめ、米国の演劇界の最高賞である第65回トニー賞で5部門を受賞している。
プレミアは、リンカーン・センター内のコンサートホール「エイブリー・フィッシャー・ホール」で行われ、スピルバーグ監督のほか、メーンキャストやスタッフなどが登場。1000人以上の観客が集まった。
映画初出演で主演を射止めたジェレミー・アーヴァインさんは「すごく緊張している。2年間の努力がようやく形になってワクワクしている」と興奮を隠し切れない様子。英国陸軍の大尉を演じたトム・ヒドルストさんは「スピルバーグ監督は僕の子供の頃からのアイドルだった。その監督の映画で、しかも感動的なストーリーと息をのむような美しい映像でつづるこの素晴らしい映画に出演できて本当に嬉しく思っている」と語った。
また原作者のモーパーゴさんは「厳しい体験を耐えた後に訪れる希望をテーマにしたこの物語はさまざまな愛を描いた作品でもあります。少年と馬がお互いへの愛情を支えに過酷な境遇を生き抜く姿にはきっと共感してもらえると思います」と話した。全米で25日公開、日本は12年3月2日から全国で公開される。(毎日新聞デジタル)
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