米アクション映画「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」(ブラッド・バード監督)のワールドプレミアが現地時間8日、アラブ首長国連邦(UAE)・ドバイであり、主演のトム・クルーズさんらが、映画の舞台となった世界一高いビル「ブルジュ・ハリファ」の124階(地上425メートル)の展望台で会見を行った。
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会見にはクルーズさんを始め、ポーラ・パットンさん、サイモン・ペッグさん、アニル・カプールさん、バード監督、プロデューサーのブライアン・バーグさんの5人が出席。全世界から厳選された100人のマスコミが参加して行われ、質疑応答では、やはりブルジュ・ハリファでのスタントについて質問が集中。クルーズさんは「保険会社は僕がバイクや飛行機の操縦はダメだというのに、こんな高層ビルから飛び降りることについてはOKするんだよね。全く、彼らは何を基準にしているか分からないよ(笑い)」とユーモアを交えて語った。
同日夜には、「第8回ドバイ国際映画祭」公式オープニング作品のレッドカーペットイベントも行われ、1500人のファンや、UAEの首相をはじめとする要人らも多数出席し、世界中から多数の報道陣も詰めかけた。クルーズさんは、レッドカーペットで「ドバイの撮影中には砂漠に行ってラクダに乗り、夕日を見たり、郷土料理を食べたり、またとない経験をさせてもらった。この国で撮影できたことを心から光栄に思うよ」などとコメント。「日本のツアーは素晴らしかったよ! 日本はいつ訪れても素晴らしい国だ。またすぐに戻りたいな」と日本へのメッセージも寄せた。
最新作「ゴースト・プロトコル」は、主人公のイーサン・ハント(クルーズさん)がドバイ、モスクワ、ブダペスト、バンクーバー、ムンバイを舞台に、史上最大のミッションに挑む。ハントと彼が率いるチームはクレムリン爆破の容疑をかけられスパイ組織「インポッシブル・ミッション・フォース(IMF)」のメンバー登録を抹消されてしまう。国や組織の後ろ盾を失ったハントらは、事件の黒幕を追う。世界一の高さと最新のセキュリティーを誇るドバイの超高層ビルという“難攻不落の天空城”に侵入を試み、さまざまなわなを突破する中、次第にミッションの真の目的が明らかになる……というストーリー。16日から全国で公開予定。(毎日新聞デジタル)
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