カーネーション:朝ドラヒロイン糸子の晩年役に夏木マリ

NHK連続テレビ小説「カーネーション」でヒロインの晩年を演じる夏木マリさん
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NHK連続テレビ小説「カーネーション」でヒロインの晩年を演じる夏木マリさん

 NHKは23日、現在放送中の連続テレビ小説「カーネーション」(月~土曜午前8時)のヒロイン小原糸子の晩年役に女優の夏木マリさん(59)を起用すると発表した。現在糸子を演じる尾野真千子さん(30)は60歳ごろまでを演じ、夏木さんは72歳からを演じる。夏木さんは3月3日(第22週127回)の放送から登場予定。

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 「カーネーション」は、デザイナーのコシノ3姉妹の母で、自身もデザイナーの草分けとして活躍した小篠綾子さんをモデルにした波瀾(はらん)万丈の人生物語。涙と笑いの子育て奮闘記でもある。大正2(1913)年、大阪・岸和田の呉服商の娘として生まれたヒロインの糸子が、ミシンの修業を積んで洋装店を開業するが、夫は出征先で戦死。女手一つで娘3人を育てることになる……という物語。

 夏木さんは「エライことになりました。私自身、今年は60、ロクマル。ロクマル記念としてうれしいことです。頑張らせてもらいます」と喜んでいる。また「(小篠)綾子先生には文字通り晩年かわいがっていただきました。これもご縁と思います。先生が天国から、『がんばりや』と見ていてくださると思うので、気張ります!」と気合を入れ、「72歳からの……、前向きな、力強い人生を演じさせていただきます。尾野真千子さんから引き続き、よろしくお願いいたします」とコメントしている。

 城谷厚司チーフプロデューサーは夏木さんの起用について「晩年、年を重ねるごとに輝きを増していく糸子は、洋服への情熱を最後まで絶やしません。そのバイタリティーあふれる姿、そして懸命に生きてきた人間が持ち得る潔さと美しさを体現できる人、それが夏木マリさんです」とコメント。「夏木マリさん、『カーネーション』らしく、『だんじり』のように、最後まで一緒に走りきりましょう!」と話している。(毎日新聞デジタル)

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