マーティン・スコセッシ監督が、念願だった3D撮影に挑んだ最新作「ヒューゴの不思議な発明」が1日、公開された。先ごろ発表された第84回米アカデミー賞では主要部門こそ逃したが、撮影賞など最多5部門に輝いた。舞台は1930年代のパリ。駅の時計台に隠れ住む独りぼっちの少年ヒューゴ(エイサ・バターフィールドさん)は、時計のネジ巻きと、亡き父が残した機械人形の修理をしながら毎日を過ごしていた。ある日、人形の部品ほしさに駅舎の中のおもちゃ屋に忍び込み、店主に見つかってしまう。実は店主には、機械人形につながるある秘密があった……という展開。
あなたにオススメ
【PR】DAZNの料金は今いくら? プラン別の料金を比較! 野球やサッカーなど競技別の視聴方法も解説
冒頭から引き込まれる。スクリーンいっぱいに広がるパリの全景を見わたせる風景。直後、映像は駅の時計台目がけて動き出す。時計台の中に入り込むと、下へ降り、駅舎の中をずんずんと進んでいく。上下の動きから水平の動きへ。3D映画であることをうまく利用した、美しく、疾走感あふれる映像だ。
一見すると、壊れた機械人形の修理に没頭する孤児ヒューゴと、おもちゃ屋の主人の養女で本好きの少女イザベル(クロエ・グレース・モレッツさん)の恋物語。はたまた、少年の冒険ファンタジーとも取れる。ところが物語が進むうちに、これがSFXの先駆者で「月世界旅行」(1902年)で知られるフランスのジョルジュ・メリエス監督と数々の名作映画たちに対する、深い愛と敬意に満ちた物語であることが分かってくる。つまり、スコセッシ監督は、3Dという最新技術を駆使して、極めてクラシカルな内容の作品を作り、ノスタルジーとテクノロジーの見事な融和を図ったのだ。原作は、ブライアン・セルズニックさんによる小説。店主役ベン・キングズレーさんの表情の深さに驚かされる一方で、機械人形の無表情な中の豊かな表情にほれぼれした。1日からTOHOシネマズ有楽座(東京都千代田区)ほか全国で公開中。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)
山崎賢人さんの主演映画「キングダム」のシリーズ第5作「キングダム 魂の決戦」(佐藤信介監督、7月17日公開)の場面カット12枚が5月21日、公開された。
俳優の藤原竜也さん主演、広瀬アリスさんの共演で、昨年8月に映画化が発表されていた「全領域異常解決室(ゼンケツ)」が、2部作のビッグプロジェクトとして再始動することが明らかになった…
人気シリーズ「トムとジェリー」のフル3DCGの劇場版アニメ最新作「トムとジェリー 時をこえる魔法の羅針盤(コンパス)」(クロックワークス配給)が5月29日に公開される。これを記念…
米澤穂信さんの傑作ミステリーを、本木雅弘さん主演で映画化した「黒牢城」(黒沢清監督、6月19日公開)が、現地時間5月19日、フランスで開催中の第79回カンヌ国際映画祭の「カンヌ・…
本木雅弘さんの主演映画「黒牢城」(黒沢清監督、6月19日公開)が現地時間5月19日、フランスで開催中の第79回カンヌ国際映画祭の「カンヌ・プレミア」部門で世界初お披露目された。