女優の尾野真千子さん主演の連続ドラマ「マグマ」が6月10日からWOWOWの「連続ドラマW」で放送される。NHKで07年にドラマ化された「ハゲタカ」の原作者・真山仁さんが06年に描いた小説をドラマ化した作品で、地球の中心にあるマグマの熱を利用した自然エネルギー「地熱発電」を軸に、それを取り巻く人間模様を描く。外資系ファンドに勤める主人公・妙子を演じる尾野さんに、日々、大切にしているこだわりについて聞いた。(毎日新聞デジタル)
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「栄養ドリンク、黒酢ドリンクを毎日欠かさず飲んでます」という尾野さん。11年後期のNHK連続テレビ小説「カーネーション」でヒロインを演じているころから飲み始めたといい、今でも飲み続けている。「ずっと飲んでいると、疲れてなくても飲まないと不安になってきて……」と笑い、「家を出る時に黒酢ドリンクは必ず持って出たり。朝は必ず栄養ドリンクと黒酢ドリンクの2種類を飲んでいますね」という。
尾野さんにはもう一つ、必ず持ち歩いているものがある。それは二つのお守りで「一つは知り合いの方からもらった『強運』って書いてあるお守り。もう一つは実家の地元の神社・天河神社のお守り。芸能の神様なんです。いつごろからかそれをずっと持つようになりました」と話す。天河神社には毎年通っているそうで「お正月とかに。だいたいお父さんと(行く)」とほほ笑んだ。
10年先、20年先の未来を聞くと、照れたように「可愛く年をとりたい。すてきな女優さんになっていたい」という。「せっかく女に生まれてきたのに女らしいってあんまりいわれないんですよ。(血液型も)A型なのにB型っていわれたりね。そういう女性なんです、普段」と冗談めかしながら明かし、「A型っていわれて(笑い)、女らしいねって声をかけてもらったり、きれいな年の取り方してるねっていわれたい。自然にしわもできて、いい感じに普通の女性として年を取っていきたいですね」と理想を語った。
そして「私、しわが好きなんですよ。目尻のしわが特に好き。(そのしわは)笑ったからできたわけで、怒ってたら違うところにできますよね。笑ったからできるしわ。それは増やしていきたいですね」と付け加えた。
次回は、「マグマ」の撮影エピソードや尾野さんの女優の仕事に対する考え方について聞く。
<プロフィル>
おの・まちこ。81年11月4日生まれ、奈良県出身。中学生のとき、河瀬直美監督の目にとまり、97年に映画「萌の朱雀」で主演デビュー。河瀬監督の「殯(もがり)の森」(07年)に主演し、この作品がカンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールに次ぐグランプリを獲得した。映画は「EUREKA」(00年)、「リアリズムの宿」(04年)、「ヤーチャイカ」(08年)、「クライマーズ・ハイ」(08年)、「トロッコ」(10年)、「心中天使」(11年)などに出演。ドラマでは「火の魚」(09年)、「Mother」(10年)、「名前をなくした女神」(11年)などに出演。11年後期のNHK連続テレビ小説「カーネーション」ではヒロイン糸子を演じた。12年は、6月10日にスタートするWOWOWの連続ドラマW「マグマ」(WOWOWプライムで毎週日曜午後10時、全5話、第1話無料放送)に主演しているほか、7月期のドラマ「サマーレスキュー」(TBS系)に出演する。また出演した映画「外事警察 その男に騙されるな」(6月2日公開)、「のぼうの城」(11月2日公開)が控えている。
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