マーベルコミックが誇るキャラクターたちが一堂に会する「アベンンジャーズ」(ジョス・ウェドン監督)が14日に公開された。国際平和維持組織シールドが調査中の、世界を破壊する力を持つ“四次元キューブ”が突如制御不能となり、それによって別世界につながるワームホールへの扉が開いてしまった。そこから地球に降り立ったのは、邪悪な神ロキ(トム・ヒドルストンさん)。彼の地球侵略計画を阻止するべく、シールドの長官ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソンさん)はついに、最強の力を持つ7人のヒーローを招集し、“アベンジャーズ”を結成することを決断するのだが……という展開。
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アイアンマン=トニー・スターク(ロバート・ダウニーJr.さん)に始まり、最強の神にしてロキの兄のソー(クリス・ヘムズワースさん)、70年間の眠りから覚めたキャプテン・アメリカ=スティーブ・ロジャース(クリス・エバンスさん)、緑の巨人ハルク=ブルース・バナー(マーク・ラファロさん)。さらに、「アイアンマン2」に出演していた女スパイ、ブラック・ウィドウ=ナターシャ・ロマノフ(スカーレット・ヨハンソンさん)、「マイティ・ソー」でチラリと姿を見せていた最強の狙撃手ホークアイ=クリント・バートン(ジェレミー・レナーさん)、そして、彼らのまとめ役のニック・フューリーと、これだけのメンバーがそろうのだから地球は安泰と思いきや、肉体面、性格面において個性的な彼らが、そう簡単にまとまるはずがない。それだけに紆余曲折の後、文字通り“そろい踏み”する場面は、マーベルファンならずとも興奮せずにはいられない。
「アイアンマン」以降、すでにそれぞれの勇姿が描かれてきたキャラクター以外の、ハルクやブラック・ウィドウ、ホークアイの活躍も注目すべき点で、特に物腰柔らかなラファロさんが演じる悲哀を感じさせるハルクは印象的だ。次回作への伏線もばっちりで、実際、全世界での大ヒットを受け、続編が今作の監督、脚本を務めたウェドン監督の続投で製作されることが決まっている。14日からTOHOシネマズ日劇(東京都千代田区)ほか全国で公開。3Dも同時公開。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)
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