47都道府県芸人グルメ便:下関の瓦そば 山口・どさけん

山口県下関の名物「瓦そば」を紹介するどさけんさん
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山口県下関の名物「瓦そば」を紹介するどさけんさん

 吉本興業の若手芸人が、47都道府県に住んで地元に密着した活動をする「あなたの街に住みますプロジェクト」。全国に住む「住みます芸人」の皆さんに各地のおいしいものを紹介してもらいます。今回は山口県に住むお笑い芸人の「どさけん」さんが下関の名物料理「瓦そば」を紹介します。(毎週日曜更新)

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 山口県の食べ物と聞いてみなさん何を思い浮かべますか? きっと皆様「ふく」だったり「ふぐ」だとか「河豚」を思い出すのでしょう。その通り、もちろん「ふく」はおいしい。もちろん!

 そして「ふく」以外にも、ウニ、アンコウ、クジラ、イカと海の幸がほんとにおいしいです! どのくらいおいしいかといえば、山口県に赴任したときに101キロだった僕の体重が、106キロに増えてしまうぐらいおいしいんです。

 なので普通でしたら今回は海の幸をご紹介!といくのですが、実は海の幸以上に僕の心をわしづかみにした料理があるんです。しかもその料理のことを僕は山口県に来るまで知らなかったのです! お恥ずかしい! でもその分、衝撃ははかりしれないものでした!

 ということで今回は「瓦そば」をご紹介!

 「瓦そば」とは下関の奥座敷、川棚温泉の名物料理です。歴史は古く、西南戦争のときに兵士たちが瓦で肉などを焼いて食べたことに由来するそうです。焼いた瓦の上に茶そばをひき、その上に味付けした牛肉、錦糸たまご、のりを乗っけて、もみじおろしを溶かした、温かいだしでたべる! それが「瓦そば」です。

 まずはそのまま一口、次に牛肉と茶そばをからめて一口、次に錦糸たまごと茶そばで一口! そして食べてるうちに瓦の熱で、茶そばがパリパリに焼けていくのです。パリパリに焼けた茶そばがまた香ばしいんです。茶そばだけで一食で二度おいしい! それに薬味などのバリエーションを加えると、楽しめる味の数はもう無限大! わー!わー!わー! 初めて食べた方は思わず声を上げてしまうでしょう。

 今回、お邪魔したお店は「元祖瓦そば たかせ」さんです。元祖中の元祖! 瓦そばの考案者、高瀬慎一さんが創立したお店です。地元では知らない人がいない名店です。店内も座敷が広がっていて、とても落ち着きます。サイドメニューのうなめしや鯛(たい)茶漬けも大人気です。美人店員さんのおすすめは鮎(あゆ)の塩焼きですって!

 そして本店から歩いて15秒の別館では露天風呂も楽しめちゃいます。温泉に入って疲れを取り、瓦そばやうなめしで胃袋を満たす。こんなふうに過ごすのは、山口県の三大ぜいたくの一つといわれております。

 川棚温泉には国の天然記念物の「クスの森」があり、近くには本州最西端の地や、もうちょっと山陰まで足をのばすと、現在世界的にも大注目の観光地「角島」も見えてきますよ!

 必ずやみなさんを満足させます。山口県にぜひお越しくださーい!

 以上、どさけんでした!

 ◇プロフィル

 75年6月5日埼玉県生まれ。NSC東京13期生。香川県の住みます芸人として11年5月から活動、その後12年2月に2代目住みます芸人として山口県に転勤となる。毎日午後10時からYNN(よしもとネタネットワーク)山口チャンネル(http://www.ynn47.jp/yamaguchi/)をユーストリームで生配信中。

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