ノンフィクションW:「銀座シネパトス」最後の上映作品の製作から閉館までを密着

「銀座シネパトス」閉館の知らせを聞き、最後の上映作品を製作すべく立ち上がった樋口尚文さん
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「銀座シネパトス」閉館の知らせを聞き、最後の上映作品を製作すべく立ち上がった樋口尚文さん

 31日に閉館する映画館「銀座シネパトス」(東京都中央区)で、最後に上映された映画「インターミッション」の製作から劇場最後の日までに密着した番組「ラストロードショー 名画座が消える日」が、WOWOWのドキュメンタリー番組枠「ノンフィクションW」(毎週金曜午後10時)で4月12日に放送される。

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 「銀座シネパトス」は、「銀座名画座」「銀座地球座」として存在していた映画館を改装し、88年にオープン。多くの映画ファンに親しまれていたが、耐震性の問題などを理由に31日に閉館。閉館を前に、最後の上映作品を作ろうと映画評論家の樋口尚文さんが立ち上がった。資金の当てのない中、私費を投じてまでも製作に意欲を燃やす50歳の無名の新人監督、樋口さんは、故・大島渚監督や、女優の秋吉久美子さん、俳優の竹中直人さんら映画人の賛同を得て、銀座シネパトスを舞台に、映画の休憩時間にさまざまな人が現れるという会話劇の映画「インターミッション」を作り上げた。

 ドキュメンタリー番組「ラストロードショー 名画座が消える日」では、最後の上映作品を製作した樋口さんの思いや、クランクアップ、宣伝活動、そしてついに映画の公開、さらに閉館の日までを追う。(毎日新聞デジタル)

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