谷山紀章:“黒バス”人気声優がNBAの魅力熱弁 「イケメン選手もそろってます!」

WOWOWのNBA生中継番組にゲスト解説で初出演した谷山紀章さん
1 / 3
WOWOWのNBA生中継番組にゲスト解説で初出演した谷山紀章さん

 人気アニメ「黒子のバスケ」(黒バス)の主題歌と氷室辰也役を務める声優の谷山紀章さんが7日、WOWOWで生中継された北米プロバスケットボール「NBA」のゴールデンステート・ウォリアーズ対ヒューストン・ロケッツ戦にゲスト解説で初出演。NBAの大ファンで、音楽ユニット「GRANRODEO」のボーカルとしても活躍する谷山さんは「近年でトップくらいにうれしい。たまアリ(さいたまスーパーアリーナでのライブ)が決まったときよりうれしいかもしれない。もう何回でも呼んでいただきたい」と大喜びで、NBAの魅力や今季の展望などについて熱く語った。(毎日新聞デジタル)

あなたにオススメ

 学生時代は陸上部だったが、1992年バルセロナ五輪の米国代表“ドリームチーム”の頃から、ジョーダンに魅せられNBAにはまったという谷山さん。「ちょうど『スラムダンク』ってマンガとバルセロナ五輪で(バスケ人気の)機運が高まっていたので、クラス対抗の試合とかにも出ましたし、自慢の跳躍力を生かして、(『スラムダンク』の主人公)桜木花道に勝手にシンクロさせてリバウンドを取りまくってました。『天才さく裂!』とか言ってましたね。“痛い”感じで」と笑顔で振り返る。

 現在はNBA専門誌を毎月2冊購入。ビール片手にWOWOWの中継番組を「週5で見ている」といい、ネットで最新情報やスタッズをチェックするという谷山さん。ロサンゼルス・レーカーズのコービー・ブライアント選手の大ファンといい、「ジョーダンにプレースタイルも近いので気になり始めて、気づいたら96年から18年も応援しているので、僕の中で別格。いいときも悪いときも見てきたから思い入れが違います。いっそ引退まで見届けたい」と熱い思いを語る。

 NBAの魅力については「いっぱいあるんですけど、その時代時代にスーパースターがいて、今は群雄割拠。レブロン・ジェームスという怪物のちょっと下に、ケビン・デュラントとかクリス・ポールとかデリック・ローズとか、いろんなスター選手がきら星のごとくいる」と熱弁。「どのチームを応援しようかというのも面白いし、超人たちの競演というのも見どころ。躍動感も緻密な戦術・戦略もあって、ダンクのような派手なプレーもあって、いろんな楽しみ方ができる」と冗舌だ。

 今シーズンについては「スター選手のけがが多いんですが、まだまだこれから。でも勢力図は決まりつつあるのかな。東はマイアミ・ヒートとインディアナ・ペーサーズの2強で、8位までのプレーオフ争いが見どころになっているし、西はレベルが高くて、どのチームがファイナルまで来るのか見えない」と思いを巡らせ、レーカーズについては「(負傷中の)コービーが戻ってくるとはいえ、プレーオフに出られるのかなというところ」と分析。今季はペーサーズに注目しているといい、「今年はひょっとしたら(優勝も)あるかもしれない。(マイアミ・)ヒートのレブロンがすごいので、簡単には許さないだろうなと思いますが、僕は希望も込めてペーサーズです」と優勝を予想した。

 声優仲間でバスケの話題を話せる相手がいないという谷山さんだが、NBA好きが仕事に役立っていることも。「黒子のバスケ」では、「用語解説やプレーのシーン、たとえばディフェンス3秒ルールが出たときは、他の人よりはすっと気持ちが入りやすいのかな。シュートの時の『フッ』とか、ディフェンスで体張ってるときの息づかいとかは入りやすいかもしれない」と明かす。

 「黒バス」でバスケに興味を持った人たちには「平均身長2メートル2センチの男たちが、コートを所狭しと躍動するスポーツエンターテインメント。娯楽として最上級だと思うので、一度でいいから見てほしい」とアピール。女性ファンに向けても「イケメン選手もそろってます! ちょっと不純かもしれないけど、そういう切り口から入ってもいい。筋肉フェチの人は、いい筋肉そろってますよ(笑い)。少女マンガか?っていうくらいの11頭身の選手もいます。“小が大を制す”みたいなシーンも“胸アツ”ですし、好みのプレーヤーも見つかると思う。一度見てほしい!」とNBAの魅力を熱烈にアピールしていた。

 WOWOWではNBAの注目の試合を生中継している。また毎週月曜午後11時半から情報番組「週刊NBAアクション」を放送している。

写真を見る全 3 枚

テレビ 最新記事