吉永小百合:撮影現場で鶴瓶とラブラブ 「好きなんちゃうか」 

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 女優の吉永小百合さんが16日、自身が企画にも携わった映画「ふしぎな岬の物語」(成島出監督)の東京都内での完成報告会見に登場。同じく会見に出席した、吉永さん演じるカフェ店長にひそかに思いを寄せる常連客を演じる笑福亭鶴瓶さんは「(撮影現場でも)吉永さんは、ちょっと手をつないできたり、腕を組んできたり、普段から距離が近くて。キャッチボールのシーンでは僕の本名を呼んだりするので、『この人、ホンマに(俺のこと)好きなんちゃうか』と思った」と現場でのエピソードを明かし、笑いを誘った。

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 「ふしぎな岬の物語」は森沢明夫さんの小説「虹の岬の喫茶店」(幻冬舎文庫)が原作。千葉県の明鐘岬に実在した喫茶店を舞台に、女性店主と人々との心温まる交流を描いている。主人公で小さなカフェの店主・柏木悦子役を吉永さんが演じるほか、悦子を献身的に守り続けるおい・浩司役を阿部寛さん、突然里に戻ってきた常連客の娘役を竹内結子さん、30年間カフェに通い続け、悦子らを支えてきたタニさん役を鶴瓶さんが演じる。

 同映画は「第38回モントリオール世界映画祭」のワールドコンペティション部門の出品も決定しており、吉永さんは阿部さんと現地に赴くことが決まっている。吉永さんは「モントリオールはフランス語なので、フランス語でごあいさつしなければいけないかしらと思い、これから練習したいと思っています」と語った。同行する阿部さんは「人と人との温かさというのは伝わると思う。この映画にどういう反応をしてくださるかを確かめてきたいです」と話したあと、「あと、吉永さんがフランス語を勉強するといっていたので『マズイな』と思っています」と苦笑し、会場を沸かした。

 映画は吉永さんと成島監督との共同企画として発足。吉永さんは主演のほかプロデューサーとして映画に携わっている。「第38回モントリオール世界映画祭」のワールドコンペティション部門の受賞作は9月2日の早朝(日本時間)に発表される。10月11日公開予定。 

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