井上真央:「花燃ゆ」で東出と婚礼「白むくに綿帽子は初めてで楽しみ」

NHK提供
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 女優の井上真央さん主演のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」の22日放送の第12話で井上さん演じる吉田松陰の妹・文と東出昌大さんが演じる松下村塾の塾生の久坂玄瑞の婚礼の様子が放送される。

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 「花燃ゆ」は、幕末の長州藩士で思想家の吉田松陰(伊勢谷友介さん)の妹・文が主役のオリジナル作品。文は長州藩の尊王攘夷(じょうい)派の中心人物・久坂玄瑞(東出さん)と結婚し、久坂が死去した後は、大沢たかおさんが演じる群馬県初の県令(現在の県知事)の楫取素彦(元の名は小田村伊之助)と再婚した人物。ドラマでは動乱の幕末の長州で、困難を乗り越えながら生きた文の生涯が描かれている。

 第12話では互いに思い合いながらも言い合いばかりの文と久坂だったが、2人が引かれ合っていることに気づいた松陰と伊之助(大沢さん)によって結婚へと導かれる。杉家の皆に見守られながら行われた結婚式の直後、高杉晋作(高良健吾さん)によって、久坂の過去の爆弾発言が露見してしまい、会場は大騒動に。一方、江戸にいる松下村塾の塾生・吉田稔麿(瀬戸康史さん)は、幕府が米国と結ぼうとしている通商条約の草案をひそかに手に入れ、松陰(伊勢谷さん)の元に送った。それを読んだ松陰と塾生たちは日本の外交姿勢に危機感を募らせる。そんな時、久坂に城から呼び出しがあり、江戸遊学を許可するむねが伝えられた。松陰と塾生たちは、仲間が手にした大きなチャンスに高揚し、応援の意を叫ぶが、文だけは気持ちの整理がつかず、とまどっていた。すると久坂は文に、結婚についてのある決意を告げる……という展開。

 井上さんは「角隠しは経験があるのですが、白むくに綿帽子は初めてだったので着てみたかったのと、『花燃ゆ』の中で機会があるんじゃないかと思っていたので楽しみにしていました。けれど、着付けやメークがいつもの倍、時間がかかって本当に大変でした! こんなに大変なら最初で最後でもいいかなって(笑い)。でも杉家の皆さんやスタッフに『きれいだね』って言っていただけてうれしかったですし、とてもいい思い出になりました」と婚礼衣装での撮影を振り返った。

 新婚生活については「久坂とは、一緒に暮らしていく中で、少しずつお互いが歩み寄り『あっ、夫婦なんだな』っていう実感が徐々にわいてきてほほ笑ましいですし、文なりの志というか、『腹をくくったら女は強いんだぞ』というのが見せられる回になっています。この2人が夫婦として過ごした時間はとっても短かったのですが、たくさんの時間を一緒に過ごさなくても気持ちとして埋められるような、この2人ならではの関係性や絆を見せていけたらと思っています」と話している。

 新郎役の東出さんは「白むくを着た真央さんを見たときに、芝居だったんですけれども、『はっ』って息をのみました。本当におきれいです」と感想を述べた。また、「武家の儀式を習ったり、裃(かみしも)をつけて隣には白むくの文さんがいて、金びょうぶの前で祝言っていうのは気が引き締まる思いがしましたし、幕末といいつつも、幸せの象徴のワンシーンなので、演じていて気持ちよかったです。普段の芝居と違う緊張感っていうのもありましたね。久坂にとっては急に家族が増えますし、好きな文さんとだからだと思いますし、もうこれまでの子どもっぽい久坂では居られない、覚悟しないとっていう思いがあったと思います。生活を共にする期間は短くて、史実でも2カ月ぐらいなんですが、それでも久坂がむちゃできたのも文が家を守ってくれていたからだと思うし、久坂が家族を得たっていうのはすごく大きかったと思います」とコメントを寄せている。

 NHK大河ドラマ「花燃ゆ」はNHK総合で毎週日曜午後8時ほかで放送中。

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