写真家の篠山紀信さんが、吉田修一さんの小説が原作の映画「怒り」(李相日監督)のポスタービジュアルを撮影したことが13日、分かった。篠山さんが映画のポスターを撮影するのは初めて。主演の渡辺謙さん、妻夫木聡さん、綾野剛さん、松山ケンイチさん、広瀬すずさん、宮崎あおいさん、森山未來さんといった豪華キャストを撮影した篠山さんは「今まで何度も撮影している役者の見たことのない顏を撮影できたと思います」とコメントしている。
あなたにオススメ
「豊臣兄弟!」では池松壮亮が! 大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る
同作を担当する川村元気プロデューサーは「俳優7人ではなく、登場人物7人を撮ってほしい。役のままの顔が見たい」と依頼したといい、篠山さんは快諾。ポスタービジュアルは演じている役のまま撮影するため、映画の撮影中の早朝や深夜、撮影終了直後などに行われたという。
「ロケ現場に向かう前、早朝の六本木のスタジオに私はいた。漁協で働く格好に長靴を履いて」と役そのままで撮影に挑んだという渡辺さんは、これまで何度も篠山さんに撮影されたことはあるが、「ファインダーをのぞく紀信さんから『見たことない顔だなあ』と、うれしい言葉をいただいた」と明かしている。
また、篠山さんも「これまで俳優を撮影することがあっても、役を引きずったままの役者をスタジオで撮影をするのは初めての経験で、面白く、ぜいたくな時間でした。スタジオで撮影しているのに、どこかドキュメンタリーのようだった」と振り返り、「これだけの役者が集まってくると、不思議な力が湧いてくるポスターになったと思います」と自信を見せている。
「怒り」は、吉田さんが2012~13年に読売新聞で連載し、14年に中央公論新社から発売した小説が原作。東京・八王子で夫婦が惨殺され、殺害現場に血文字で「怒」という文字が残される事件が起き、犯人は逃亡。1年後、千葉の漁港で暮らす洋平(渡辺さん)と愛子(宮崎さん)の前に現れた田代(松山さん)、東京の大手企業に勤める優馬(妻夫木さん)が街で出会った直人(綾野さん)、沖縄の女子高生・泉(広瀬さん)が無人島で遭遇した田中(森山さん)、という3人の“疑惑の人”を中心にストーリーが展開する。
映画の撮影は15年8~10月に東京都内や千葉県、沖縄県などで行われ、作品は今月に完成。9月17日に全国で公開される。
11月20日に初フォト&エッセー「瞳のまにまに」(講談社)を発売したテレビ東京の田中瞳アナウンサー。「視聴者の皆さんはもちろん、制作側にも信頼されるアナウンサーになりたい」と語る…
テレビ東京系の人気バラエティー番組「モヤモヤさまぁ~ず2(モヤさま)」(土曜午前11時半)の4代目アシスタントや、経済ニュース番組「WBS(ワールドビジネスサテライト)」(月~木…
「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の芥見下々(あくたみ・げげ)さんのマンガが原作のアニメ「呪術廻戦」のテレビアニメ第2期「懐玉・玉折」に登場する高専時代の五条悟らをデザインし…
タレントの黒柳徹子さんの著書「窓ぎわのトットちゃん」(講談社)が、「最も多く発行された単⼀著者による自叙伝」として12月14日、ギネス世界記録に認定された。1981年3月6日に刊…
松本潤さん主演のNHK大河ドラマ「どうする家康」(総合、日曜午後8時ほか)の第32回「小牧長久手の激闘」が、8月20日に放送される。家康(松本さん)は秀吉(ムロツヨシさん)側の1…