今週のとと姉ちゃん:第4週「常子、編入試験に挑む」見どころ 個性的キャラが続々登場

常子(左端)ら小橋一家が身を寄せた仕出し屋「森田屋」の人々 (C)NHK2016
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常子(左端)ら小橋一家が身を寄せた仕出し屋「森田屋」の人々 (C)NHK2016

 高畑充希さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「とと姉ちゃん」は25日から、第4週「常子、編入試験に挑む」に入る。21日の放送で、平均視聴率24.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録して、好調の朝ドラ。今週の見どころは……。

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 「とと姉ちゃん」は、生活総合誌「暮しの手帖」創業者の大橋鎮子の軌跡をモチーフとしたドラマ。11歳で父を亡くしたことを境に家族の父代わりとなった小橋常子(高畑さん)が静岡から上京し、女性向けの雑誌を創刊。高度経済成長期を生きる女性に支持されていく……というストーリー。第3週「常子、はじめて祖母と対面す」では、ヒロイン常子ら三姉妹が、父・竹蔵(西島秀俊さん)との思い出の地・浜松に別れを告げ、母・君子(木村多江さん)の実家である東京・深川の老舗の製材問屋「青柳商店」に身を寄せたが、君子とその母・滝子(大地真央さん)が、常子の将来を巡って対立、家を出ることに。家を出た君子が向かったのは、青柳商店の裏にある仕出し屋「森田屋」だった……という展開。

 第4週「常子、編入試験に挑む」は、常子たちが急きょ住み込みで働くことになった仕出し屋「森田屋」に、大女将・森田まつ(秋野暢子さん)ら個性的な面々と出会う。常子と鞠子(相楽樹さん)は、弁当作りや配達の仕事を手伝いながら、編入試験に向けて勉強を始めるが、ある日お寺の隅で植物の実験をしている妙な姿の帝大生・星野(坂口健太郎さん)に出会う。森田屋で慣れない仕事が続く中、常子たちは弁当の種類を間違えて配達してしまう。「もう頼まない」と得意客たちは激怒し、事態は一大事に発展してしまう。常子たちは森田屋の「味」と「信用」を守るためにある行動に出る……というストーリー。そして常子たちの編入試験や学校生活も描かれる。

 第4週の見どころは、常子ら小橋一家と深いかかわりを持つ人々が続々登場することだ。まず、大女将のまつを演じる秋野さんをはじめ、森田屋の面々。大将の宗吉は、テクノユニット「電気グルーヴ」でミュージシャンとして活躍しながら、NHKドラマ「64」などで印象的な演技を見せるピエール瀧さん。その妻・照代は、松尾スズキさんや宮藤官九郎さんらの劇団「大人計画」の平岩紙さん。その娘・富江は、元AKB48で、卒業後舞台「AZUMI 幕末編」に主演した川栄李奈さん、板前の長谷川はファンクバンド「在日ファンク」のボーカルで、映画「ハチミツとクローバー」など俳優としても活動する浜野謙太さんら個性的なキャストが演じている。小橋家と森田一家がどんな騒動を繰り広げるのか。

 そして常子の人生にかかわる重要な人物も登場する。1人は星野武蔵。植物学者を目指す帝大生で、植物の話になると我を忘れるピュアな人物だ。演じる坂口さんは、「メンズノンノ」の専属モデルで“塩顔”イケメンとして大人気で、映画「64」などで俳優として活動の幅を広げている。そして常子の女学校の同級生で親友となる中田綾。キャストの阿部純子さんは、出演した映画「2つ目の窓」がカンヌ国際映画祭に出品され、サハリン国際映画祭では主演女優賞を受賞した注目の女優だ。

 青柳商店から森田屋に舞台の中心を移す「深川編」。多くの人物が登場し、どんな物語を奏でていくのか、注目したい。

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