秋本治:「こち亀」作者の読み切りが20年ぶり復活 「いいゆだね!」が連載スタート

秋本治さんの新連載「いいゆだね!」のイラスト(C)秋本治・アトリエびーだま/集英社
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秋本治さんの新連載「いいゆだね!」のイラスト(C)秋本治・アトリエびーだま/集英社

 長寿マンガ「こちら葛飾区亀有公園前派出所(こち亀)」の連載を終えた秋本治さんの新連載「いいゆだね!」が、18日発売のマンガ誌「ウルトラジャンプ」(集英社)4月号でスタートした。かつて「スーパージャンプ」(同、休刊)に掲載された読み切りが、約20年ぶりに連載として復活した形で、東京・東向島の銭湯を舞台に、店主でブラジル生まれの美女・マリアが巻き起こすドタバタが描かれ、第2回は同誌で今夏に掲載される。また、「スーパージャンプ」に掲載された3話分の読み切りがウェブサイト「となりのヤングジャンプ」で期間限定で公開されている。

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 秋本さんは「改めて取材にも行ったんですが、向島のあたりは変わってなくて、それがとてもうれしかったんです。古いだけじゃなくて、そこからスカイツリーが見えて、新しくもあった。だったら観光名所を通じて外国人観光客を案内したりもできるし、これはストーリーが広がるなって思いました。『日本人が江戸時代から入ってるお風呂』とも言えますよね、銭湯って。現代の東京事情みたいなのもあわせて描けたらなあと思っています」とコメントを寄せている。

 秋本さんは昨年9月、約40年にわたる「こち亀」の長期連載を終了してから、集英社のマンガ誌で4作の新連載をスタートすることを発表。「グランドジャンプ」で「BLACK TIGER ブラックティガー」、「ジャンプSQ.」で「Mr. Clice-ミスタークリス-」、「週刊ヤングジャンプ」で「ファインダー-京都女学院物語-」をそれぞれスタートし、「いいゆだね!」は新連載の第4弾となった。

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