女性ファッション誌「Ray（レイ）」（主婦の友社）の専属モデルで、女優の松井愛莉さんが主演する連続ドラマ「こんなところに運命の人」（CBCテレビ、東海ローカル）が26日深夜に放送をスタートする。恋人に浮気をされ、復讐（ふくしゅう）を誓う女子大生・松本陽子を演じる松井さんがこのほど、同局で取材に応じ、「陽子は思ったことや考えていることが行動や発言に出てしまうタイプ。いつも突っ走っている。私はそういうタイプではないので演じていて、すごく気持ちいいです」と笑顔を見せた。

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　松井さんは撮影で印象的だったシーンに「『ぶっ殺す！』と言って走って行くシーン」を挙げ、「静かな場所だったので『ぶっ殺す！』と言ったら、（その声が）こだましてしまって……」と笑いながら振り返った。地方局が制作するドラマに出演するのは初めてで「うれしかったです。しかも主演で……。私で大丈夫なのかなという不安もありますが、みなさんに助けていただいて、頑張って作っているので、撮影が楽しいですし、出来上がりにもワクワクしています」と笑顔で話していた。

　ドラマは岐阜市の柳ケ瀬商店街が舞台。恋人に浮気をされ、逃げられた女子大生の松本陽子（松井さん）が、復讐のため、恋人の地元・柳ケ瀬商店街にやってきて、喫茶店と相席居酒屋風のバーでアルバイトをすることになる。その喫茶店とバーには、いろいろな悩みを抱えた人がやってきて……というストーリー。1月中旬から2月初旬に、同商店街などでロケが行われた。

　同作には、お笑いコンビ「スピードワゴン」の小沢一敬さんが、陽子がアルバイトをする喫茶店「こんなところに」のダンディーなマスターで、喫茶店の地下にあるバー「運命」を経営する正田丈一役で出演する。松井さんとともに取材に応じた小沢さんは「1話の冒頭で、ハードボイルドな感じのシーンがある。綾野剛の新しいドラマが始まったと思える仕上がりになっていると思います」と自信満々。「ミステリー、ハードボイルド、恋愛、ヒューマンドラマ……幕の内弁当的にいろんな要素が入っていて、どんな人でも楽しめるドラマ」と作品をアピールしていた。

　26日から毎週月曜午後11時56分放送。全5回。民放公式テレビポータル「TVer（ティーバー）」でも配信される。