女優の芳根京子さん主演のフジテレビ系“月9”ドラマ「海月姫」(月曜午後9時)で、「尼~ず」の“三国志オタク”のまややを演じている内田理央さん。いつも赤ジャージーで、顔の半分が前髪で隠れ、両手を前に出した奇妙な動き、独特の早口というキャラクターを熱演し、話題を集めている。今回の役どころや、自身の恋愛観などについて、内田さんに話を聞いた。
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ドラマは東村アキコさんの同名マンガが原作。「男を必要としない人生」を掲げる尼~ずが集う男子禁制の共同アパート「天水館」を舞台に、ここに暮らすオシャレにも異性にも無縁で、三度の飯よりクラゲが好きなクラゲオタクの主人公の月海(芳根さん)が、恋を知り、新しい自分、新たな生き方を見つける姿を描いている。2010年にはテレビアニメ化され、14年には女優・のんさん主演で映画化もされた。
今回のまやや役について、「自分の(パブリック)イメージを変えてくれる“一打撃”みたいな感じ」と説明する内田さん。女性ファッション誌「MORE(モア)」(集英社)の専属モデルなどを務めており、「世間の皆さんが抱いている私のイメージは、モデルもやっていて、インスタでおしゃれなカフェに行ってみたいな。(でも)元々私は、マンガが好きだったり、ネガティブシンキングなところがあり、友達も少なく、家に引きこもりがちなタイプなんです」と自身について明かしながら、「だから自分と世間のイメージでギャップみたいなものがあって。私にとって、まややは新しい方向性を導きだしてくれるような役なんです」と話す。
独特なまややの演技について、「口の動き、それと手のアクションが重要だと思っています」といい、撮影では「モニターで確認して(動きが)弱いなとか調整しています。せりふも早口なので難しいですね」と苦労も告白する。独特な手の動きも「せりふに合わせて(手を)動かしています。実は、手の動きはいろいろレパートリーを用意していたんです。今は反応して出てしまう感じです(笑い)」と裏話も交えて語った。
ドラマは主人公・月海の初恋と成長がテーマになっている。内田さんに恋愛について聞くと「超奥手です(笑い)。自分から連絡することができなくて、かなったことがない。まあ、電話しないからかなうわけがないのですが……」と残念そうに話し、「だから、月海の恋にはめちゃくちゃ共感しています」と明かす。
今後ラブストーリーに挑戦したいかと聞くと、「未知の領域(笑い)。あまり経験がないんですよね。普段から人を好きになったりしないから、気持ちを呼び起こす作業が難しそう。少女マンガでキュンキュンを思い起こさせないといけないかも」と語っていた。
<プロフィル>
うちだ・りお 1991年9月27日生まれ。東京都出身。雑誌「MORE」専属モデル。2010年4月に「アイドルの穴~日テレジェニックを探せ!~」(日本テレビ)でデビュー。「仮面ライダードライブ」(テレビ朝日系)のヒロイン役で注目され、映画「血まみれスケバンチェーンソー」で映画初主演を務める。その後もドラマなどに出演し、活躍中。
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