放課後カルテ
第7話 お前が学校に来ようが来まいがどうでもいい
11月23日(土)放送分
ドラマからドキュメンタリー、バラエティー、アニメまで、さまざまなジャンルのテレビ番組について、放送前に確認した記者がレビューをつづる「テレビ試写室」。今回は、藤岡陽子さんの小説が原作で、新川優愛さん主演の連続ドラマ「いつまでも白い羽根」(東海テレビ・フジテレビ系、7日から毎週土曜午後11時40分)だ。
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大学受験に失敗して看護学校に通う木崎瑠美(新川さん)は、人付き合いの苦手な自分が看護師になれるわけがないと迷いながら、学校の実習に通っていた。タイプや世代を超えた個性的な友人との出会い、初恋、実習で出会った患者たちとの触れ合いなどを通じて、新しい自分の可能性に気付き、本気で看護師を目指す……というストーリーだ。
制作会見で年長同級生役の酒井美紀さんが「90年代の正統派ドラマに近い」と指摘した通り、少し昔を思わせつつも、人間ドラマがしっかり描かれる作品だ。瑠美の成長をメインストーリーに、恋愛、多忙な2児の母の独立、生徒たちに人気のある学校長の秘密などのサブストーリーも並行して展開する。1話で2度見られる新川さんの啖呵(たんか)は、スカッとすること間違いなく、快感すら感じます。
新川さんのナース姿も魅力の本作だが、実は1話は割と長めのシャワーシーンもあったりして、「真面目な東海テレビさんが、どうしちゃったの?」と驚きも。一方で、更衣室のシーンでは、割と服を着てカッチリしていた(残念)。更衣室のネタは、制作会見で学校長役の加藤雅也さんが冗談めかして言った通りで、深夜ドラマだし、もう少しだけ「大人」のドラマになる方向で期待したい。大きな声では言えないけれど。
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