山崎育三郎:天才落語家を演じ「笑わせたいスイッチが入った」

連続ドラマ「昭和元禄落語心中」の会見に登場した山崎育三郎さん
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連続ドラマ「昭和元禄落語心中」の会見に登場した山崎育三郎さん

 12日にスタートする連続ドラマ「昭和元禄落語心中」(NHK総合)の第1回試写会が5日、NHK放送センター(東京都渋谷区)で行われ、俳優の岡田将生さん、山崎育三郎さん、竜星涼さんが試写会後の会見に登場した。ドラマで天才落語家の有楽亭助六を演じた山崎さんは、落語を披露するシーンで「どんどん笑いを取っていかなきゃいけないということで初めは力んで、(客席が)シーンとなってしまった」といい、その際、スタッフからエキストラに笑う演技をするように指示が入り、「そう言われたときに、ちょっとスイッチが入りましたね」と明かした。

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 落語のシーンではエキストラに対して「このせりふで笑ってください」という指示がスタッフからよく入るといい、山崎さんは「そうすると、こちらでやっていても本当に笑っているのか、笑っていないか分かる。だから、演目で笑わせたいというスイッチが一気に入る」と語っていた。

 今回のドラマで8演目ほど覚えたという山崎さんは、「3カ月以上、落語のけいこをする中で、正直今までやった仕事の中で一番大変だった。こんな大変なことはないというぐらい、みんな本当に頑張った」と話し、「こんな素晴らしい作品に携われたことを幸せに思っている」と思いを語った。

 「昭和元禄落語心中」は、落語に魂をささげた人々の姿を描いた雲田はるこさんの人気マンガが原作。女性向けマンガ誌「ITAN(イタン)」(講談社)で連載された。昭和を舞台に、孤高の大名人・有楽亭八雲(岡田さん)や、そこへ押しかけて弟子入りした与太郎(竜星さん)、八雲の盟友で“希代の名人”とうたわれた助六(山崎さん)、八雲と助六を見守る芸者・みよ吉(大政絢さん)、助六とみよ吉の忘れ形見の小夏(成海璃子さん)といった個性的なキャラクターが登場する。12日からNHK総合で毎週金曜午後10時放送。初回は70分拡大版。

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