人気作家の池井戸潤さんの小説を実写化した映画「七つの会議」(福澤克雄監督、2月1日公開)に主演した狂言師の野村萬斎さんと池井戸さんの対談特集が31日付の朝日新聞、毎日新聞の朝刊に掲載された。池井戸さんは、萬斎さんの役作りについて「完璧に僕の予想を超えている」と絶賛した。
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映画は、中堅メーカー「東京建電」営業1課の万年係長・八角民夫(野村さん)が主人公。八角は、課長でトップセールスマンの坂戸(片岡愛之助さん)に叱責されてもどこ吹く風のぐうたら社員だった。ある日、坂戸にパワハラのため異動という厳しい処分が下されるが、訴えたのは八角だった……というストーリー。香川照之さんや及川光博さんら豪華キャストが出演する。
対談で、池井戸さんは萬斎さん演じる八角について、「原作とは全く違った役柄を作り上げておられた。完璧に僕の予想を超えていて、ラストシーンで発する“声”などはまさに萬斎さんならでは発明だと思います」と称賛した。
萬斎さんは「いざというときは人間としての大事な部分を優先させる人なんだろうなと。そして、あまのじゃくのような彼の姿に観客の方々がいつしか正義を見いだすところに、この作品のカタルシスがあるのではないかというイメージを持って演じていました」と語っている。
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