ディズニー映画「メリー・ポピンズ リターンズ」(ロブ・マーシャル監督)が、2月1日からTOHOシネマズ日比谷(東京都千代田区)ほかで公開される。1964年に公開された前作「メリー・ポピンズ」の20年後、大恐慌時代(29〜33年)のロンドンが舞台。大人になったマイケル(ベン・ウィショーさん)の一家に、メリー・ポピンズ(エミリー・ブラントさん)が再び奇跡を起こす。
あなたにオススメ
来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹” 朝ドラヒロインまで手が届くか
バンクス一家の長男マイケルは、父や祖父が勤めた銀行で働いていたが、大恐慌で融資の返済期限が切れ、家を失うピンチに立たされる。3人の子供たちがいるが、妻に先立たれ、家が荒れ放題だった。そんな折、魔法使いのメリー・ポピンズが空から舞い降りてきて……という展開。
新曲を含む音楽に乗せてフレッシュに、アニメーションと実写との融合シーンでは2Dを使ってクラシカルに、さまざまな映像的魔法で、老若男女に希望を与えてくれる。
「プラダを着た悪魔」(2006年)などのブラントさん、「007 スペクター」(15年)などのウィショーさんのほか、コリン・ファースさん、メリル・ストリープさんら豪華キャストが顔をそろえた。ブラントさん演じるポピンズは、おしゃれで頼りがいもあって、エッジも利いている。街灯の点灯夫ジャック役には、ピュリツァー賞、トニー賞、グラミー賞に輝くブロードウェイの大スター、リン・マニュエル・ミランダさんが扮(ふん)し、魅力的な歌声でロンドンの街や人々に明かりをともす。
マイケルは、大人になって生活も心も疲弊していた。そこへメリー・ポピンズが空から舞い降りてくる。ワクワクさせられるシーンだ。どうピンチを切り抜けるかというシンプルな物語だが、ハラハラもさせられる。子供たちとの冒険の数々は、観客に子供だった頃の想像力を思い起こさせる。前作へのオマージュとなっているシーンでは、手描きのアニメーションと実写との融合でファンタジックな世界が広がり、まるで夢のようだ。
舞台演出家で振付師でもあり、ディズニー映画「パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉」(11年)などを手掛けたマーシャル監督が、その後の冒険を、前作に敬意を払いながら、現代的に生き生きと描き出した。ブラントさんとは、「イントゥ・ザ・ウッズ」(15年)以来のタッグとなる。米アカデミー賞の作曲賞・主題歌賞など4部門にノミネートされた。
日本語吹き替え版では、歌手の平原綾香さんがポピンズの声を担当。昨年、ミュージカル版「メリー・ポピンズ」でも同役を演じた平原さんは、エンドソング「幸せのありか」などのミュージカルナンバーを歌っている。(キョーコ/フリーライター)
俳優の米倉涼子さんが12月22日、東京都内で行われた主演映画「劇場版ドクターX FINAL」(田村直己監督)の“舞台あいさつFINAL”に登場。イベント終盤にあいさつを求められた…
花沢健吾さんのマンガが原作の映画「アンダーニンジャ」(福田雄一監督、2025年1月24日公開)の新キャストが発表された。津田健次郎さんが、謎の存在「アンダーニンジャ(UN)」の声…
木村拓哉さんが12月21日、歌舞伎町シネシティ広場(東京都新宿区)で行われた、主演映画「グランメゾン・パリ」(塚原あゆ子監督、12月30日公開)のレッドカーペットイベントに登場。…
12月20日公開の映画「【推しの子】-The Final Act-」(スミス監督)の前夜祭イベントが12月19日、東京都内で行われ、伝説のアイドル・アイを演じる齋藤飛鳥さんが登場…
ヒット中のディズニー・アニメーション・スタジオの最新作「モアナと伝説の海2」(デイブ・デリック・ジュニア監督ほか)の日本版エンドソング「ビヨンド ~越えてゆこう~」を歌うガールズ…