マキタスポーツ:キンコン西野・ホリエモンのベストセラーの“公式便乗本”出版「バカともつき合って」

前代未聞の“公式便乗本”を出版したマキタスポーツさん(左)と西田二郎さん
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前代未聞の“公式便乗本”を出版したマキタスポーツさん(左)と西田二郎さん

 お笑い芸人のマキタスポーツさんと読売テレビの西田二郎プロデューサーが、お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣さんと実業家の堀江貴文さんの共著で、20万部突破のベストセラー「バカとつき合うな」(徳間書店)の“公式便乗本”「バカともつき合って」(主婦の友社)を出版することが分かった。表紙のデザイナーも同じという“完コピ”本で、西野さんも「めっちゃいいですね」とあきれながら大笑いしていた。

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 人気バラエティー番組「ダウンタウンDX」などを手がけていた西田さんは、ラジオ番組のDJや歌手活動をするなど会社員らしからぬ活動をしており、西野さんがラジオ番組で西田さんのことを「サラリーマン2.0ですね。本を出したら」と勧めたのをきっかけで出版を企画。西野さんと堀江さんが並んでいる「バカとつき合うな」の表紙を見て、“便乗本”を思いつき、10年以上の付き合いがあり、俳優、ミュージシャンなどさまざま面を持つマキタさんを巻き込んで出版することになった。

 内容は、効率が重視される世の中で生きづらさを感じるようになったおじさん2人が“バカ”の素晴らしさを語るというもの。マキタさんは「バカはダメなんだって否定するのではなく、お利口さんだけでやっていく世の中はぎすぎすしている。人のことをバカって言うより、自分のバカと人のバカと同じだと感じられない人がバカなんじゃないか」と語る。西田さんは「自分のいいことを書いているんじゃなくて、嫌なこともあけすけに書いている。今の世の中で生きづらさを感じている人がいたら、もしかしたらヒントになるかもしれない」と話している。

 出版を報告された西野さんも表紙を見て大笑いし、「誰も怒らないですね。こういう感じでふざけてほしい」と絶賛していた。「バカともつき合って」は20日発売。200ページで1404円。

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