フジテレビの報道番組「Live News it!」で週末土日のメインキャスターを務める竹内友佳アナウンサー。これまで「プライムニュース デイズ」「プライムニュースα」といった数々の報道番組に出演。学生時代はテレビっ子で、テレビ局で働きたいと漠然と考えていたという竹内アナに衝撃を与えたのは、同局の先輩、島田彩夏アナだったという。「島田アナの背中に追いつきたい」と熱く語る竹内アナに、ニュースを伝えるときに心がけていることや思いなどを聞いた。
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竹内アナは大分県出身。早稲田大学卒業後、2011年に同局入社。現在は毎週土・日曜午後5時半~6時放送の「Live News it!」のほか、BSフジの「LIVE プライムニュース」(毎週月~金曜午後8時)で、月~水曜にも出演している。「Live News it!」は平日午後4時50分~7時にも放送されている。
竹内アナは、学生時代に同局の報道番組でアシスタントディレクターとしてアルバイトをしていたという。「島田アナがニュースを読む直前だったのですが、りんとした姿勢でおなかに力を入れて原稿を下読みしている姿を見たんです。それまで、きれいな姿勢、正しい発声で何かを読む人を見る機会がなかったので衝撃を受けました。『アナウンサーって、なんてカッコいいんだ!』って、憧れを抱くきっかけになりました」と振り返る。さらに、「島田アナは、学生だった私にも分け隔てなく優しく声を掛けてくださったりして、そういう優しいところにも感動したのを覚えています」とほほ笑んだ。
それから、アナウンサーへの道を志したという竹内アナは、島田アナの後輩となった。島田アナといえば、これまで「みんなのニュース」「プライムニュース イブニング」などでメインキャスターを務めるなど報道畑で活躍してきたアナウンサーだ。「島田アナを追い抜きたいとはおこがましくて言えませんが、島田アナの背中に追いつきたいという思いはあります」と目を輝かせる。
そんな憧れの先輩から褒められたことがある。「育休明けの島田アナが『育休中に夜のニュースを聞いていて、いい声だなと思ったら、竹内だったの。原稿読みうまくなったね!』と言ってくださって、本当にうれしかったです!」と満面の笑み。
原稿の読み間違えをして落ち込んだこともあったという。失敗をしても「心をこめて注意をしてくれる方や応援してくれる方の声に耳を傾けて、自分の中でそしゃくして反省することで前に進むことができるようになりました」と、成長への姿勢を忘れていない。
「日々、技術をブラッシュアップさせたい」と話す竹内アナ。ラ行が「苦手なんです」と明かしながら「本番前に1分ぐらいラ行の滑舌を練習します。『今日はラ行が大丈夫!』と思えると、自分への自信や心に余裕を持てて、ニュースの聞き心地につながっているのかなと、思います」と笑顔を見せた。
柔らかい雰囲気を持つ竹内アナは、「Live News it!」でニュースを読む時は言葉の一つ一つをゆっくり丁寧に伝えようとする姿が印象的だ。アナウンサーになって一番うれしかったのが「家族や友達など、私の周りの方たちが喜んでくれた」こと。「分かりやすく聞きやすいをモットーに、ニュースに心を込めて伝えるようにしています」と話す。
「80代の祖母が番組を見てくれているんです」と、表情をパッと明るくさせながら「祖母と同じ年代の方たちには、高い声が聞き取りにくいと思うので、そういう方たちにもニュースがしっかり伝わるような口調、音程、速さを意識しています。祖母の顔を浮かべながら、ニュースを読むようにしています」と、優しい表情も見せた。
竹内アナが週末の夕方にニュースをしっかりと伝える姿に、今後も注目だ。
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