浅野忠信:初大河「いだてん」で大物政治家に! 阿部サダヲと対立も「自分に向いている役」

NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」に出演が決まった浅野忠信さん
1 / 1
NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」に出演が決まった浅野忠信さん

 俳優の浅野忠信さんが、宮藤官九郎さん脚本の大河ドラマいだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」に出演することが8月22日、明らかになった。大河ドラマ初出演となる浅野さんは、田畑政治(阿部サダヲさん)の前に立ちはだかる大物政治家の川島正次郎を演じ、10月27日放送の第41回から登場する。

あなたにオススメ

 演じる川島は、戦前・戦後にわたって活躍した大物政治家。ナンバー2でいることを好み、自民党幹事長や副総裁の座に長く君臨した。粋な遊び人で花柳界にも通じ、日本画や歌舞伎を愛する文化人でもあった。「政界一寸先は闇」などの語録で知られ、背広のポケットに手を突っ込んで口笛を吹きながらさっそうと歩く姿から“陽気な寝業師”ともいわれた。 初のオリンピック担当大臣として田畑と対立し、田畑失脚の引き金となる。

 浅野さんは「大河ドラマにはなかなか縁がないと思っていたので、大変うれしいです。川島は田畑とは違う視点で『オリンピック』を見ている男です。ナンバー2という生き方や、粋でしたたかな二面性も魅力的で、自分に向いている役だと思っています(笑い)。宮藤官九郎さんとは映画で共演したり、バンド活動でも“対バン”したりしていますが、そうした中で僕という俳優のことを理解してくださったとありがたく感じています」とコメントしている。

 「いだてん」は、日本人が初めて五輪に出場した明治の終わりから、東京に五輪がやってきた1964年まで、およそ半世紀を描くオリジナルストーリー。テーマは「“東京”と“オリンピック”」で、大河ドラマで近現代史を取り上げるのは、1986年の「いのち」以来33年ぶり。

 中村勘九郎さんが日本で初めて五輪に参加したマラソン選手の金栗四三、阿部さんが「東京オリンピック」の実現に執念を燃やす政治記者の田畑政治を演じ、“リレー”形式で主演のバトンをつないでいる。NHK総合で毎週日曜午後8時ほかで放送。

テレビ 最新記事