古谷一行:磯川警部役でSPドラマ「悪魔の手毬唄」に出演 加藤シゲアキと“新旧”金田一コンビに

スペシャルドラマ「悪魔の手毬唄~金田一耕助、ふたたび~」に出演するNEWSの加藤シゲアキさん(左)と古谷一行さん(C)フジテレビ
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スペシャルドラマ「悪魔の手毬唄~金田一耕助、ふたたび~」に出演するNEWSの加藤シゲアキさん(左)と古谷一行さん(C)フジテレビ

 「名探偵・金田一耕助シリーズ」(TBS系)などで金田一耕助を演じてきた俳優の古谷一行さんが、「NEWS」の加藤シゲアキさん主演のスペシャルドラマ「悪魔の手毬(まり)唄~金田一耕助、ふたたび~」(フジテレビ系)に出演することが12月2日、分かった。1977年放送の連続ドラマ「横溝正史シリーズI」、翌年放送の「シリーズII」でも金田一を演じた古谷さんだが、今作では、加藤さん扮(ふん)する金田一耕助とバディーを組む岡山県警警部の磯川常次郎を演じる。古谷さんが“金田一ドラマ”で金田一以外のキャラクターを演じるのは初めてで、加藤さんと古谷さんは初共演。

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 磯川は、金田一と「獄門島殺人事件」など過去にも一緒に事件を解決したことがあり、確かな信頼関係と深い友情で結ばれている。キャリアもあり、洞察力にも優れた名警部であるが、20年前に鬼首村(おにこうべむら)で起きた「青池源治郎殺人事件」は解決できなかった。そのことを長く悔やんでいて、亡き源治郎の妻、青池リカ(寺島しのぶさん)のために、なんとか事件解決の糸口を見つけるべく金田一を呼び出すという役柄だ。

 古谷さんは、オファーを受けたときの心境について「金田一耕助ではないキャラクターを演じることに最初は戸惑いましたが、年を重ね、今の自分が金田一のバディーである磯川警部を演じたらどうなるのか次第に興味が湧いてきました」と振り返る。加藤さんが演じる金田一の印象には「さらっと風のように現れ、風のように去っていく、その爽やかさがとてもいいですね。内容がドロドロしているから、金田一の爽やかさが物語においてとても大事なんです。そして加藤くんの若さが躍動感やダイナミックさを生んでいると思います」と話し、「思い返せば、僕が最初に金田一を演じたのが33歳の時だったので、今の加藤君(32歳)とほぼ同じ年だった」とコメントしている。

 また、撮影中のエピソードとして、「監督に『金田一』と呼ばれると加藤君より先に俺が反応しちゃって(笑い)。長いこと演じてきたので金田一が体に染みついているんです。初日に3回、計4回反応してしまいました(笑い)」と明かしている。

 加藤さんは、古谷さんの出演について「金田一を長年演じてこられた古谷さんが出演されると聞いて、『こんなことがあるんだ!』とビックリしましたし、改めて襟を正して臨まなければと緊張しました」と語り、「温かく見守ってくださってとても心強いですし、『どう、楽しんでる?』と気さくに接してくださって、緊張感がありながらも楽しく撮影に臨めています」とコメント。ドラマについては「ラストシーンの磯川警部の背中がとても哀愁を帯びていてグッとくるものがあります。金田一と磯川警部がアイコンタクトを送りあうシーンは友情や信頼感が通い合っていて、そんな二人のバディー感にも注目していただければうれしい」とメッセージを寄せている。

 ドラマは、横溝正史さんの人気小説(角川文庫)が原作で、血で血を洗う女性同士のドロドロの戦いを描くホラー作品。鬼首村では、由良家と仁礼家という二つの名家が対立。警察から依頼を受けた金田一耕助(加藤さん)は、村にある亀の湯を訪れる。おかみのリカは20年前に起きた事件で夫の源治郎を亡くしていた。その犯人の恩田幾三はいまだに行方不明。そんな中、由良泰子(菅野莉央さん)が滝つぼで死んでいるのが発見される。泰子は“手毬唄”の歌詞になぞらえて殺されていた……という展開。生瀬勝久さん、中条あやみさん、「ジャニーズWEST」の小瀧望さん、大野いとさん、大友花恋さん、斉藤由貴さん、国生さゆりさん、有森也実さんらも出演する。

 「悪魔の手毬唄~金田一耕助、ふたたび~」は、12月21日午後9時15分から放送。

 ◇金城綾香プロデューサーのコメント

 磯川警部を誰に演じていただきたいか、そう考えたときに、いの一番に思い浮かんだのが古谷一行さんでした。自分が幼少のころから見てきた金田一耕助は、古谷一行さんでした。断られる覚悟でオファーをさせていただきましたが、この度ご一緒できて、本当に光栄です。新旧金田一そろい踏みの今作で、誰も見たことのない化学反応を見せてくださいます。古谷さんが、金田一の世界で新しく演じられる磯川警部を、日本国民皆様に楽しみにしていただきたいです!

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