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第10話(最終話) これからも健康でいてほしい
12月21日(土)放送分
俳優の長谷川博己さん主演で、1月19日にスタートした2020年のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)に斎藤道三役で出演している本木雅弘さん。初回から登場し、イケオジ(イケてるオヤジ)ぶりで視聴者を喜ばせているが、26日に放送される第2回「道三の罠(わな)」では、“美濃のマムシと恐れられた男”としてさらなる存在感を発揮している。
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「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル脚本。若い頃、下剋上の代名詞・美濃の斎藤道三を主君として勇猛果敢に戦場を駆け抜け、その教えを胸に、やがて織田信長の盟友となり、多くの群雄と天下をめぐって争う智将・明智光秀が主人公。ドラマでは謎めいた光秀の前半生に光を当て、戦国の英傑たちの運命も描く、エネルギッシュな群像劇だ。
第2回「道三の罠」は、京で知り合った医者の望月東庵(堺正章さん)と、東庵の助手の駒(門脇麦さん)を連れ、光秀(長谷川さん)が美濃へ帰ってくるところから始まる。その頃、美濃の国境には、侵略をもくろむ尾張の織田信秀(高橋克典さん)の大軍が迫っていて、兵の数は美濃側の約5倍。多勢に無勢の中、籠城(ろうじょう)を決め込む道三に、光秀と道三の嫡男・高政(伊藤英明さん)は不満を抱くが、それこそが敵を欺く道三の作戦だった……と展開する。
本木さんは「第2回では、本格的な戦が描かれます。市街戦を描くことは戦国ものでも大変珍しいとのことです。やりや弓だけではなく、さまざまな戦法が出てきますので、とても面白いと思います。戦えば戦うほどに、あるジレンマを抱えて苦悩する光秀の姿に、個人的にも大いに心を揺さぶられました」と話す。
また「道三の家紋である『二頭立波(にとうたつなみ)』は、潮の満ち引きのように、戦の押し引きをうまく操るのを心得とする道三の軍略家としての姿勢が表れていますし、かぶとの前立ては『月の満ち欠け』を表しています。一筋縄ではいかない道三の戦いぶりに、ぜひご注目ください」と視聴者に呼びかけている。
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