キネマ旬報ベスト・テン:主演男優賞は池松壮亮、主演女優賞は瀧内公美 日本映画「火口のふたり」、外国映画「ジョーカー」

池松壮亮さん(左)と瀧内公美さん
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池松壮亮さん(左)と瀧内公美さん

 2019年公開の映画から選出する「第93回キネマ旬報ベスト・テン」が2月3日発表され、主演男優賞に「宮本から君へ」(真利子哲也監督)の池松壮亮さん、主演女優賞に「火口のふたり」(荒井晴彦監督)の瀧内公美さんが選ばれた。また日本映画の第1位は「火口のふたり」、外国映画の第1位は「ジョーカー」(トッド・フィリップス監督)が選ばれた。

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 受賞について、池松さんは「公開まで紆余(うよ)曲折を経た『宮本から君へ』を信じて、宮本浩という役を演じきったからこそ、うれしい評価をいただけました。僕も映画屋の端くれですから、キネ旬の賞はやっぱり格別です(笑い)」とコメント。瀧内さんは「賞をいただけたことは、荒井監督をはじめ作品を支えてくださったスタッフの皆さん、そして共演者である柄本佑さんのおかげだと心から思います。いろんな世代の方に、この映画が伝わったことが何よりです」と喜んでいる。

 ベスト・テンと各個人賞の詳細は、2月5日発売の「キネマ旬報 2020年2月下旬ベスト・テン発表特別号」で掲載される。

 ◇2019年第93回キネマ旬報ベスト・テン受賞一覧

 日本映画ベスト・テン第1位:「火口のふたり」(荒井晴彦監督)

 外国映画ベスト・テン第1位:「ジョーカー」(トッド・フィリップス監督)

 文化映画ベスト・テン第1位:「i-新聞記者ドキュメント-」(森達也監督)

 読者選出日本映画ベスト・テン第1位:「半世界」(阪本順治監督)

 読者選出外国映画ベスト・テン第1位:「ジョーカー」(トッド・フィリップス監督)

 ◇個人賞(敬称略)

 日本映画監督賞:白石和彌「ひとよ」「凪待ち」「麻雀放浪記 2020」

 日本映画脚本賞:阪本順治「半世界」

 外国映画監督賞:トッド・フィリップス「ジョーカー」

 主演女優賞:瀧内公美「火口のふたり」

 主演男優賞:池松壮亮「宮本から君へ」

 助演女優賞:池脇千鶴「半世界」

 助演男優賞:成田凌「愛がなんだ」「さよならくちびる」 ほか

 新人女優賞:関水渚「町田くんの世界」

 新人男優賞:鈴鹿央士 「蜜蜂と遠雷」「決算!忠臣蔵」

 読者選出日本映画監督賞:阪本順治「半世界」

 読者選出外国映画監督賞:トッド・フィリップス「ジョーカー」

 読者賞:ライムスター宇多丸、三沢和子「2018年の森田芳光」

 特別賞:和田誠

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