窪田正孝さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「エール」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第56回が6月15日に放送され、閻魔(えんま)様役で橋本じゅんさんが登場した。
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ドラマは同日から第12週がスタート。同週は裕一(窪田さん)と音(二階堂ふみさん)をとりまく登場人物に焦点を当てた特別企画で、音の亡くなった父・安隆(光石研さん)や、喫茶「バンブー」の店主・梶取保(野間口徹さん)と妻の恵(仲里依紗さん)、世界的オペラ歌手の双浦環(柴咲コウさん)が主人公として登場するオムニバスになっている。
第56回の副題は「父、帰る 前編」。音が小学生の時、出張先の大阪で、線路に落ちた子供を助けようとして電車にはねられ亡くなった父・安隆が、ひょっこり音の前に現れる。子供を寝かしつけようとしていた音は、目の前の安隆にびっくりするが、実は安隆の姿は、二親等までしか見えないので、夫の裕一(窪田さん)は安隆の存在に気づかない。そして、裕一は、音が買ってきた安隆の大好きな団子を食べようとする……。
橋本さんは「あの世」の門番らしき謎の存在で、1泊2日で地上に戻れるジャンボ宝くじの主催者という設定の閻魔様を演じた。
橋本さんは昨年の「なつぞら」で東洋動画の制作部長・佐藤利之を演じて以来、1年ぶりの朝ドラ出演。「『なつぞら』から程なくでしたので、オファー、本当にうれしかったです!」と喜んでいて、役については「正直『???』でした」としながらも、「衣装合わせの時、僕のアイデアを採用していただいて、やっとイメージできました。約30年前、朝ドラ『ひらり』で六甲おろしを歌いまくる医師をやり、翌年、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)開幕戦で始球式を依頼され、スタンドを巻き込んで六甲おろしを大合唱したことを思い出さずにはおれません。古関メロディーよ永遠なれ」と思いを語った。
「エール」は、昭和という激動の時代に、人々の心に寄り添う曲を数々生み出した作曲家・古山裕一と、裕一の妻で自らも歌手になる夢を追い続ける音の音楽と共に生きる夫婦の物語。全国高等学校野球選手権大会の大会歌「栄冠は君に輝く」や、プロ野球・阪神タイガースの応援歌として知られる「六甲おろし」などを手がけた福島県出身の作曲家・古関裕而(ゆうじ)さんと、その妻・金子(きんこ)さんがモデルとなっている。
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