半沢直樹:“花”上戸彩、“瞳”今田美桜… 物語に膨らみ与える“女性の戦い” きょう続編開始

7月19日スタートの「半沢直樹」で半沢花を演じる上戸彩さん(C)TBS
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7月19日スタートの「半沢直樹」で半沢花を演じる上戸彩さん(C)TBS

 俳優の堺雅人さんの主演ドラマ「半沢直樹」の続編(TBS系)の初回が7月19日午後9時から放送。前作では、上戸彩さん演じる半沢(堺さん)の妻・花が、夫の窮地を救ったり、活躍を陰で支えるといった原作とは異なるオリジナルストーリーが展開され、話題となった。また、今年1月に放送された、本編のスピンオフでヒロインとして登場した、今田美桜さん演じる東京セントラル証券の浜村瞳が続編から加わる。「半沢直樹」といえば男同士の白熱した戦いだが、物語に幅と膨らみを与える女性の戦いをクローズアップする。

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 ◇前作では花の活躍が話題に

 「半沢直樹」は、池井戸潤さんの「半沢直樹」シリーズが原作。前作は「オレたちバブル入行組」と「オレたち花のバブル組」を映像化。バブル期に東京中央銀行に入行した銀行マンの半沢直樹が、銀行の内外に現れる敵と戦い、組織と格闘していくさまを描いた。最終回では42.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という高視聴率を記録した大ヒット作。同年の「2013年ユーキャン新語・流行語大賞」では、半沢の名ぜりふ「倍返し」が年間大賞を受賞するなど社会現象化した。

 続編は、「ロスジェネの逆襲」「銀翼のイカロス」を実写化。東京セントラル証券で営業企画部長となった半沢に巻き起こる事件を描く。

 上戸さん演じる花は、明るい性格で思ったことをすぐ口にするタイプ。弁の立つ半沢が唯一かなわない相手。前作の“大阪編”では、5億円回収で奔走する半沢のために、以前働いていたフラワーアレンジメントの仕事の経験を生かしてアルバイトをし、半沢に内緒でバッグを購入して奮起させた。

 “東京編”では、大和田(香川照之さん)の不正に関わっていた岸川(森田順平さん)の妻(松居直美さん)から、岸川の娘と金融庁の黒崎(片岡愛之助さん)が結婚するという話を聞き出し、半沢が大和田に仕掛けた逆転劇の一助となった。

 中でも、金融庁調査の一環で金融庁の面々が半沢の自宅を調査するシーンでは、収納していた物をひっくり返して、横柄な態度を取る金融庁の人間に、花が「あなたたち役人の常識は霞が関では通用するかもしれないけど、世の中では通用しませんからね!」とぶち切れて「銀行員の妻なめんなよっ!」とたんかを切る場面があり、SNSでは「花ちゃん、最強!」「クソカッケー!」といった声が上がった。

 半沢の戦いを描く本軸の裏で、花の戦いと家族の絆を描いたオリジナルストーリーが視聴者を興奮させた。続編でも、花がどんな活躍を見せるのか、目が離せなくなりそうだ。

 ◇“半沢のサポート役”今田美桜

 今田さん演じる瞳は、続編の“序章”を描いたスピンオフ「半沢直樹スピンオフ企画『狙われた半沢直樹のパスワード』」で東京セントラル証券の研修社員として登場。

 上司の城崎(緒形直人さん)の策略によりインサイダー取引疑惑で出勤停止に追い込まれた瞳が、主人公でIT会社「スパイラル」のプログラマー・高坂圭(吉沢亮さん)と共に同社で起きたハッキング騒動を解決するため奔走。ハッキングをした城崎の悪事を暴く活躍を見せた。続編では、半沢の営業企画部に異動しており、憧れの半沢をどのような形でサポートするのか、注目だ。

 さらに、今作からは、南野陽子さん演じる「スパイラル」の買収計画を立てる大手IT企業「電脳雑伎集団」の副社長・平山美幸、江口のりこさん演じる国土交通大臣の白井亜希子、井川遥さん演じるドラマオリジナルキャラクターで半沢らが行きつけの小料理屋の女将(おかみ)・智美といった女性キャラも登場。

 この女性たちが物語にどのような影響を与えるのか。そして、続編で女性たちのどんな戦いが繰り広げられるのか、期待が高まるところだ。初回は、19日午後9時から25分拡大版で放送。

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